リフォーム・リノベーション専門雑誌「プランドゥリフォーム」に掲載中のコラムのウェブ版です。
雑誌で見かける木製のインテリア小物はひとつ部屋にあるだけで優しい自然な感じでおしゃれな雰囲気になります。自分の部屋にも木の小物を取り入れてみたいけれど、どんな風に選べばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。身近にある細い木や剪定枝を使って作るハンドメイドのインテリア小物なら気軽に試せます。身近な木を使うのですぐに挑戦できるし用意する道具も少なく、木工初心者でもカンタンに作れます。ちょっと手間をかけるだけで部屋の素敵なアクセントになるメモスタンドやピアススタンドを紹介します。
市販のメモスタンド用クリップパーツを木に取り付けるだけでカンタンにできるメモスタンドです。メモをクリップに挟んで机の上に置いたり、誕生日や記念日ではケーキの隣にお祝いメッセージを書いたカードをスタンドに挟んで添えるなど様々なシーンで活用できます。
ゆらゆらと飾れて箱に入れると絡まってしまうデザインのピアスなどが取り出しやすいピアススタンドです。お気に入りのピアスをオーナメントのように飾れます。針金を自由に曲げて作るので好みのカタチに仕上げられます。針金の下部分はねじりながらまっすぐにしておくと木に固定しやすくしっかりします。飾るピアスの大きさや重さとのバランスを考えて使用する木は重みがあると多少の振動では倒れず安定します。
木に虫ピンを挿すだけのフォトスタンドです。名刺サイズほどの写真やカードが飾れます。ドライフラワーなど立体的な作品を飾るなどアイデア次第で様々な楽しみ方ができます。虫ピンは横1列に3本挿します。取り付ける際は虫ピンを曲げないように金槌で軽く叩いて木に挿します。虫ピンは真ん中1本をカードの後ろ側に。両側2本を前にくるようにカードを虫ピンで挟みます
これらの木製スタンドはアロマオイルを数滴たらせばアロマウッドとして香りが楽しめます。我が家ではアロマオイルを染み込ませたフォトスタンドを玄関に置いています。枝があったり少し曲がった木は表情豊かで自然な雰囲気も感じられ、小さいながらも存在感があります。香りも楽しめるのでおすすめです。
雑貨店やインテリアショップでもたくさんの素敵な木製小物が販売されていますが、細い木を使った商品は見かけないと思います。小さな木や枝は形が様々で同じ製品をたくさん製造する量産品には向いていません。でも世界にひとつだけのインテリアを作るなら細い木や枝も立派な木材。しかも個性があって魅力的な素材です。小さな木を見つけたら手作りに挑戦してみてください。
作家・エッセイストの千石涼太郎さんのエッセイ
救急救命士で救急医療に従事したのち、カイロプラクティックを学び、開院した経緯をもつ院長が綴る健康コラム
犬との暮らしを綴ったほのぼのコラム