リフォーム・リノベーション専門雑誌「プランドゥリフォーム」に掲載中のコラムのウェブ版です。
運動歴のある方も、ほとんど馴染みのない方も、新鮮な刺激を身体に入れていくことで、未知なる自分の可能性を感じることができると思います。ご自分の運動歴に合わせてチョイスし、ぜひ心身のリフォームに取り組んでみてください!
普段から定期的にトレーニングやスポーツ競技をされていてアクティブな方向けです。
今さら見直すところもないし、自分の身体にそこそこ自信のある方は、非常に健康的に感じるかもしれません。しかし一つの競技、あるいは同一の運動やトレーニングを長く続けることは、特定の部位のみを消耗させ、他の部位を使わない傾向になってきます。スポーツ障害(競技をすることでどこかを痛める)などはその代表といえるで
しょう。
今現在は特に問題を感じていなくても、ご自身の身体のバランスや使い方のクセを知っておくことで、今後の障害予防だけではなく、さらなるパフォーマンスアップや快適な身体の環境を手にすることができます。
ということで、次に挙げる点をチェックして、ご自身の盲点を探ってみてください。
人には利き手や利き足があるので、ある程度の左右差は普通です。しかし、運動を続けるとその格差が広がり、動きのバランスを崩していくことがあります。また、無意識に不得意な動きを避けて、得意な動きばかりに偏ることも長く続けていると障害の芽となります。
細かなチェックで苦手な部位、硬い部位、弱い部位を認識し、それを克服することで、運動そのものの質を向上させていくことができるでしょう。
定期的に運動に取り組むことで、アクティブなライフスタイルを実現されていると思います。肩こり・慢性腰痛の予防で運動を始めた方の中には、良い変化を感じられている方もいるかもしれません。
適度な運動習慣は身体を快適にするにはもってこいですが、その質を上げていく大切な基本があるのはご存じですか? 自分の身体を……
実はこの3つが上手くできないと、どんな運動をしていても能力向上が頭打ちしてしまい、日々老化していく身体の変化に負けやすくなります。つまり、衰えやすくなるのです。
何かの競技をするにしても、マシントレーニングやダンベル・バーベルトレーニングをするにしても、自分の身体を上手くコントロールできないと、バランス制御能力や身体の連動性が発達しません。
腕立て伏せ、逆立ち、懸垂、スクワットやジャンプなどで自分の身体の操縦をトレーニングしてみてください。きっと、今までと運動の感覚が変わるのが実感いただけると思います。
ほとんど運動に馴染みがなく、動くのが嫌いという方もいらっしゃると思います。本来、人間(動物)は動くことが快適に心地よく感じられるようにできています。呼吸をすること、寝返りを打つこと、座ること、立つこと、すべてが運動です。これらの中のどれかは心地よく感じられませんか?
仰々しく考えることはありません。この心地よさを広げていくつもりで、少しずつ運動に対する意識を変えてみましょう。モノが手に入る喜びや目標を達成した喜びとは違う、純粋な身体の感覚としての喜びが運動にはあります。
今より一歩多めに歩く、少し長く立つ、徹底的に寝返りを打つ、深く呼吸をしてみるなど、できる範囲で身体を動かす機会を作っていき、その感覚をしっかりと味わえば、身体だけでなく気分もスッキリしてくると思います。
現代人は忙しく、ストレスも多いので、単純な身体の喜びを忘れつつあります。身体を動かすことは脳をリフレッシュすることでもあります。今より少し動き続けることで、前向きに運動をしてみたくなれば、きっと良い春になると思いますよ。
以上、3パターンでご紹介させていただきましたが、ご自身に当てはまりそうな項目はあったで
しょうか?
身体をリフォームすることは心をリフォームすることにつながります。そして、リフォームされた心は良い思考を生み、お家のリフォームにもきっと役に立つはず! 身体も心もお家も、すっき
りリフォームして、健やかな春をお過ごしください。
作家・エッセイストの千石涼太郎さんのエッセイ
救急救命士で救急医療に従事したのち、カイロプラクティックを学び、開院した経緯をもつ院長が綴る健康コラム
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