リフォーム・リノベーション専門雑誌「プランドゥリフォーム」に掲載中のコラムのウェブ版です。
A まず、太ってしまう原因を考えま しょう。あなたは食べ過ぎてないですか? 運動不足ではないですか? 休養の質や量は適切ですか?
身体は日々の蓄積でつくられていきます。過剰にカロリーを取ったり、偏った栄養バランスでの食生活は身体に脂肪をため込みます。また、運動不足でカロリーの消費が少なかったり、筋肉の量が落ちて基礎代謝が下がるのも原因の一つです。
どんなダイエットを始めるにしても、原因をはっきりさせるのが最短です。毎日の習慣を見直すことが最善のスタートです。
A つい食べ過ぎてしまう方の特徴として、無意識に口に物を運ぶことが多く見られます。
食べるという行為には、生きていくためのエネルギーや身体を維持していくという目的と、食事そのものを楽しむという目的があります。食べている最中に、味や食感、噛みごたえなどに意識を置くことで食事の質が上がり、食べ過ぎの予防になります。
何かをしながら食べたりするのを避け、食事そのものに集中してみてください。
A 脂肪を燃焼していくには、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動が有効ですが、基礎代謝を高めたり、有酸素運動をより効果的に行うには筋肉の量が必要です。
特に下半身の筋肉は消費カロリーも多いので、下半身を中心とした筋力トレーニングを組み込んで有酸素運動を行いましょう。
A 以前までの研究では部分痩せは無理だという見解が主流でしたが、最近では部分痩せも可能なのではないかといわれています。細くしたい部位の筋肉をトレーニングすることで、その部分の血流や筋温を上げ、脂肪を燃焼しやすくするというものです。
重い負荷をかけ過ぎると筋肉が太くなる可能性も高いので、低負荷で高回数行える筋力トレーニングをするとよいでしょう。
A 慢性的なものにはさまざまな原因が考えられますが、最も多いのは不良姿勢・運動不足・偏った身体の使い方などです。姿勢をよくして、ラジオ体操やウォーキングなど適度な運動を行い、普段の身体の使い方を見直しましょう。
それでも軽減できなければ、整形外科などを受診し、病気や変形などが潜んでいないかをチェックしてもらい、さらに信頼できるスポーツトレーナーやカイロプラクターに相談するとよいでしょう。
A 多くの方が、年を取ると仕方がないと考えてしまいがちですが、実はそんなことはありません。仮に病名が付くような病気と診断されても、手術が必要なものでない限り改善は可能です。
年齢が原因ならば、すべての高齢の方に同じように症状がなくてはいけませんが、そんなことはないですよね? 肩こりや腰痛がなかった学生のころの生活スタイルと、今の生活スタイルはまったく違うと思います。大人になると、お酒やたばこ、車での移動、運動もしないでストレスをため込むなど、身体によくないことが満載。これらの蓄積が今のあなたをつくっているのです。試しに学生になった気分で生活スタイルを変えてみると、身体が変わるのが実感できると思います。
A 運動不足からくる肩こりや腰痛が多いのは、皆さんご存知かと思いますが、ご自分の体力や筋力に見合わない運動をいきなり始めてしまうと、運動そのものが有害になる場合もあります。
体力に自信のない方や、しばらく運動をしていなかった方、または特定のスポーツを始めたことでどこかを痛めてしまった方は、これに該当してくると思います。
スポーツトレーナーなどの専門家に相談して、自分の体力に合った運動から始めるようにしてみてください。
以上、よくあるご質問を何パターンかご紹介させていただきました。
何かを始めるとき、継続していくにはいくつかの障害が出てきます。「悩む」こともその中の一つです。
放置していると、あとあと諦めてしまう大きな原因となる場合があります。悩みが出たら、原因を見つけ、即解決していくと大きな発展につながります。
お家も身体も、すがすがしい春にふさわしいリフォームに皆さんが取り組めるよう、心から祈念しております。
作家・エッセイストの千石涼太郎さんのエッセイ
救急救命士で救急医療に従事したのち、カイロプラクティックを学び、開院した経緯をもつ院長が綴る健康コラム
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