中古住宅+リノベーション/戸建て
家計にも環境にも優しいサスティナブルな住まい<札幌・中古リノベ・戸建て>
アルティザン建築工房
ウッドショックに敏感に反応。急いで家購入のために行動
共に、戸建ての実家でのびのびと育ったOさんご夫妻。お子さんが家の中を元気に走り回ると時々クレームが入るような賃貸住宅の暮らしに窮屈さを感じ、「家を持つなら戸建て」がご夫妻共通の認識でした。
まだまだ先のことと考えていた家づくりが具体化したきっかけは、ご主人がお仕事で直面した木材高騰のウッドショック。これから住宅建築の価格が上がると予測し、急いでマイホーム購入に動きました。「土地探しなどに時間をかけると、その間に値段が上がってしまうと考えて、いますぐ買える建売住宅を中心に探しました」とご主人。情報を集め、近所で中古住宅のリノベーションモデルハウスのオーナーを募集していたアルティザン建築工房の話も聞きました。
「サスティナくん」のZEH。新築同等の住宅性能に安心感
モデルハウスは、アルティザン建築工房のオリジナル「サスティナくん」仕様の「ZEH(ゼッチ)」※。年間冷暖房費0円を実現する省エネ・省コストが特色で、モデルハウスということから建築費用も軽減でき、Oさんご夫妻にとっては願ったり叶ったりでした。
※ZEH(ゼッチ)とは
net Zero Energy Houseの略称。消費エネルギーと発電したエネルギーの差がゼロまたは発電分が多い住まいのこと。環境省・国土交通省・経済産業省が連携してZEHの推進に向けて取り組んでいます。
当初、ご主人には「中古住宅だといずれは古い配管などを替えなければならず、結局高くつく」という先入感がありましたが、オープンハウスで実際のリノベーションを見学して丁寧な説明を受け、新築に負けない住宅性能に納得。自由度の高い家づくりを望んでいた奥さまにも、間取りや内装などがほぼ要望通りになるリノベーションは建売より魅力的で、完成後半年間はオープンハウスとして協力する条件を受け入れて、オーナーとなることに決めました。
優れたリサーチ力で空間を思い通りにデザイン
モデルハウスにはすでに大まかなプランができていたので、打ち合わせではそれを叩き台にして、O邸らしさを加えていきました。プランニングを主導したのは奥さま。インスタグラムやピンタレストなどネットを活用して、お気に入りを絞り込み、時間をかけて検索して商品名や型番を把握しました。「キッチンの手元を隠すところは、板もクロスもイメージに合わなくて。調べに調べて見つけたメラミンにしてもらいました」と奥さま。
住まいを構成するパーツを一つひとつ丁寧にセレクトし、イメージ通りの空間をつくり上げました。
住むほどに、よさを実感。新しいエコスタイルも視野に
竣工後、オープンハウスとして公開中の我が家を見に行ったOさんご夫妻は、真冬でもとても暖かいことに驚きました。夏からスタートした新居生活も、「住むほどに我が家のよさを実感します」とにっこり。トリプルガラスで高断熱・高気密の住まいは、遮音性も高く、これまで環境の変化に過敏だった犬が新居にはすぐ慣れたといいます。
さらに月々の光熱費が、以前住んでいた2LDKより安くなったことにもびっくり。冬にはどれくらい省エネ・省コストになるか、ご夫妻はいまから楽しみにしています。
環境負荷に配慮したサスティナブルな暮らしは、これからの若い世代のトレンド。ご主人は、サスティナくんが可能にしたV2H(電気自動車に蓄電した電気を家庭用に活用す
ること)の将来的な導入も視野に入れています。
Data
- 築年数:築43年
- 種別・構造:木造2階建て
- 床面積:204㎡(約63坪)
- 工期:約3.5ヵ月
- リフォーム費用:約2,100万円
- プランドゥリフォーム vol.39号 掲載