中古住宅＋リノベーション／マンション

玄関土間に自転車をディスプレイ。カジュアルヴィンテージの住まい＜札幌・中古リノベ・マンション＞

Ｒ＆Ｒ Studio トーリツ

　約２年前、「賃貸の家賃を払い続けるよりもマイホームを持ちたい」と考えたＴさんご夫妻。中古物件を取得して、自分たちの理想とする住まいにカスタマイズできるリノベーションにしようと会社探しを始めました。
　予算などの条件から、マンションのリノベーションに決めたおふたりは、設計・施工の依頼先として１社に的を絞りました。ところが、諸事情によりその会社への依頼を断念。他社を探すなか、出会ったのがＲ＆Ｒスタジオでした。本誌34号で紹介したインダストリアルテイストの家の完成見学会に出かけたおふたり。古い倉庫風のフリースペース、ヴィンテージ感のある２階ＬＤＫや細部のこだわりなど、オリジナリティあふれた空間に「Ｒ＆Ｒスタジオに頼むと、ここまでカスタマイズできるんだ！」と驚いたそうです。

大迫力の画面と音声で映画を観るのがおふたりの楽しみ。寝室の明かり採りにもなる室内窓がアクセントになって

椅子やテーブルの脚、照明のシェードやダクトレール、さらに物干しポールまでテイストを揃えて

　ご夫妻が新しい我が家に望んだのは、「自転車やサーフボードを置ける広い土間のある玄関」と「大画面のテレビを楽しめる広いリビングルーム」です。前者については、玄関脇の洋室部分も取り込み、オープンでスタイリッシュな広い土間の玄関ホールが誕生しました。おふたりの自転車や、ご主人のサーフボード、そしてスノーボートがディスプレイできる空間で、靴などをしまうシェルフもまるでお店のような造り。
　一方、後者のＬＤＫは２間続きの和室の１つを取り壊してつなげることで、約20帖の広々とした空間を実現。テレビ下のボードは棚板が宙に浮いた造りのフロートタイプで、おしゃれな上に、お掃除もラク。

内窓はすべてLow-Eペアガラスの樹脂サッシに交換し、断熱性を高めました

キッチンにはトクラス「Bb」を採用。大理石風のワークトップや、全体のイメージになじむカラーがお気に入りです

カウンター脇の壁にはマグネットボードを施工。小物をスマートに飾っています

　収納家具はできるだけ買わずにスマートな空間が保てるよう、寝室や納戸の棚、洗面台やトイレの収納など、いたる所で造作。場所ごとに入れるモノを考えながら、幅や高さ、大きさもリクエストしました。
　昨年10月、思いを込めたマイホームに引越したTさんご夫妻。生まれてくるお子さんのお部屋も確保し、まもなく始まる３人の暮らし。楽しい毎日を夢想して、自然と笑顔がこぼれるおふたりです。