中古住宅+リノベーション/マンション
心地よくあるために。徹底して貫いた好みのスタイル<札幌・中古リノベ・マンション>
ハガ木材
アメリカに住みながら、ご主人がリタイアした後の住まいとして札幌のマンションを購入し、リノベーションを計画したYさんご夫妻。ハートランドホームとの打ち合わせは来日時の訪問とメールで行い、細部まで妥協なくこだわりました。

アールを描いた窓から山や街並みが一望できるY邸。二重床の構造だったため、フローリングはウォールナットの無垢材を使った戸建て用を施工しました。
リタイア後はどこで暮らすのがいいだろう?
Yさんご夫妻のリノベーション計画は、この問いから始まりました。アメリカでの生活が長く、さまざまな国に滞在された経験を持つおふたりにとって、札幌へはたまたま訪れる機会があり、その際にタイミングよく中央区の中古マンションを内覧することができました。「そこからの眺めが素晴らしくて。『内装はあとで変えられるけれど、このビュー(眺望)はここでしか得られないね』という夫の言葉もあって、購入することにしました」と奥さまは振り返ります。

ゆったり座れる革張りソファを置いたリラックスルームでは、本を読んだり、パソコンを触ったり、あるいはマッサージチェアに身を委ねたり。

2部屋分を使った寝室。家具はお気に入りを厳選して、アメリカから2回に分けて運びました。
細かく部屋が分かれた4LDKはいままでの暮らしからもそぐわないため、欲しい空間をゆったり取った2LDKへ。当初はゲストルームとして考えていました1部屋は、現在ブックシェルフやマッサージチェアを置いた夜の静かな時間を楽しむ、ご夫妻のリラックスルームにしています。

色ムラ感のある仕上げもスタイリッシュなアムスタイルのキッチン。シンクにはハーフサイズの水切りプレート、浄水機能も備えた水栓など、細かく使い勝手を吟味し注文しました。
料理上手の奥さまにとってキッチンは大事なスペース。ハートランドホームに依頼することにした決め手は、レスポンスの早さと、こだわりのキッチンづくりをサポートしてくれる存在として信頼できると感じたことでした。 キッチンは東京・代官山のショールームで見た「アムスタイル」を選びました。「担当の山川さんは、こういうものを入れたいと伝えると、すぐに動いてくれました。わたしは好き嫌いがはっきりしているので、途中で替えてもらったものもありましたが、本当によく対応してくださったと思います」と奥さま。

長イスのビビッドな赤が印象的な玄関。収納もたっぷりと壁一面に備えました。

ふたり並んで使える広い洗面。鏡は一枚物で、間接照明に浮かび上がるような設計です。

エアコンを埋め込む分、天井を下げ、さらに間接照明を仕込んで美しくデザイン。配線や段取りなど苦心が要りましたが、仕上がりは上々。ご夫妻にも気に入っていただけました。
アメリカから2回に分けて運んだという愛用の家具はもちろん、空間づかいやインテリア、設備、照明と目にするもの一つひとつにご夫妻のセンスとこだわりが心地よく貫かれ ているY邸です。

Data
- 築年数:15年
- 種別・構造:マンション・鉄筋コンクリート造
- 床面積:125.00㎡
- 工期:約4ヵ月
- リフォーム費用:~2000万円
- プランドゥリフォーム vol.36号 掲載