使うモノがすぐ目に入る 片づけ楽ちん、すっきり暮らせる家＜札幌・中古リノベ・マンション＞

照明はR&R studioの提案で、ダクトレールを使って見た目もすっきりとまとめています

共働きで忙しい毎日。時短家事で快適に

　一番の希望は「ラクな家にしたい」ということでした。わたし（奥さま）も仕事をしているので、家事に費やす時間は効率よくしたい。なるべくスムーズにラクに家事ができて、すっきり暮らしたいと思いました。
　特に収納はクローゼットにしても食器棚にしても、いちいち扉を開け閉めする動作が面倒だし、奥にしまい込んで目に入らないモノは大体使わないでしょ。扉がなく開けっ放しで、家族の誰が見てもモノの居場所がわかりやすく、洋服なども掛けやすい造りになっていれば、それぞれが自分で片づけるし、わたしの手間もストレスも減らせます。 （談）

出入口を含めて扉なしで、開け閉めの手間なく、見やすく、しまいやすく

大事に使ってきたル・コルビュジエのソファが偶然ぴったり収まり、おしゃれ感がさらに高まったシューズクローク

無機質なインテリアが好き

　内装は、昔から好きだった無機質な感じにしたいと思いました。理想はコンクリートむき出しだったんですけれど、現実的に難しかったのでリビングの壁はグレーの珪藻土にして、自分たちで塗ることでコストダウンも図りました。
　ダイニングのタイルも、こちらで調達したものをスライスして張って。ＤＩＹは初めてでしたが、手持ちのチェストも色合いを合わせて塗り直しました。（談）

無機質なインテリアが落ち着いた印象。天井があまり高くないため、TV背面の珪藻土壁以外は圧迫感の出ない白で

「できるだけ長く使えるモノを選んで食器も持ちすぎないように」とミニマルな暮らしを実践。家族３人にほどよい広さで、すっきり暮らせる住まいです

物件探し

　お子さんの小学校入学のタイミングで物件を探し始めたＵさん。戸建ても考えましたが、土地を探しても中古物件を見ても、便利な立地だと高く、なかなか予算に合いません。夫婦共働きでもあることから利便性は大切。そこで、駅チカに建つマンションに的を絞りました。

システム収納にオープン棚を組み合わせ、「お皿も出し入れしやすくて気に入ってます」と奥さま

モルタル風のクロスで、コンクリートむき出しに近いイメージを再現

シルバーのボーダーが楚々としておしゃれな洗面室。スイッチプレートは、無機質なインテリアになじんで汚れも目立たないグレーを選んでいます

工事・完成

　間取りでは、玄関横のクローゼットとあわせて、和室を独立した洋室にしてリビング側に室内窓を設けること、キッチンはカップボードが置けるように洗面室との間の出入口をふさいで壁にするなどを希望。これに、室内窓がある壁の下部にニッチを設け、ダクトレールで照明を美しくまとめるなどＲ＆Ｒスタジオの提案が加わり、暮らしに味わいを添える演出効果も高まりました。
「壁紙を含めて希望は全部叶ったので、とても満足しています」と奥さま。思いが実現した我が家に会心の笑みがこぼれます。