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リノベーション成功への道

そうだ、リノベーションで行こう!


中古住宅であっても、リノベーションによって暖かく暮らしやすい空間に大きく作り変えるなら、それはもう「新しい住まい」と呼んでもよいのではないでしょうか。満足度のうえでは新築と変わらないか、時として新築以上になることだってあります。
この記事では新築とリノベーションを7つの側面から比較してみました。中古リノベに対する思い込みを取り払い、新築と同じテーブルにのせて検討してみると、あなたのマイホーム計画に弾みがつき、理想の住まいの実現がぐっと近づくはずです。
 


 
#仕上がり

ピカピカの新築が欲しい気持ちはもっともですが、リノベーションだって、完了すればピカピカです。



最初は中古住宅のあまりの汚さに引いたけれど、希望通りにリノベーションできて、仕上がりには大満足。新築なら予算的に無理なことも、リノベだから可能になったマイホームを中古リノベで実現した人の声を集約すると、このようになります。本誌掲載のリノベーション事例の記事をご覧ください。どの住まいもすっかり生まれ変わって、もとは中古住宅だったことなどまっ
たく分かりません。いずれの事例でも住まいの表面だけを新しくするのではなく、間取りや設備などを希望に応じて大胆に変更し、暮らし心地を一新しています。もとの中古住宅で残したのは基礎(土台)と主要な柱だけ、ということもよくあります。ピカピカのマイホームは、なにも新築だけに限りません。たくさんのご家族が、中古住宅のリノベーションによって、新築同様のピカピカと快適を実現しています。



《中古リノベ施工会社の声》
パッケージ化された新築住宅であればあきらめる夢も、施主様の中古リノベならかなえられることがあります。そのひとつが子ども部屋の〈秘密基地〉で、完全オーダーメイドで作り上げることができました。(本誌 36号より)
 
 


 

#耐久性

リノベでは建物の構造の古さが気になりますか? 必要な補強改修をすれば、安心して住めます。



「工事で取り壊してしまうなら、もとの中古住宅の壁や床がいくら汚くても構わないけれど、建物の耐久性や耐震性が気になる」という声が聞こえます。もっともな感想です。とくに旧い耐震基準で建てられた中古住宅のリノベーションでは、基礎や主要な柱などの構造体の補強が不可欠です。
戸建て住宅の場合、物件によっては、ほぼそのまま使える柱・梁があったり、全面的に補強しなければならなかったりとケース・バイ・ケースで、いったん解体してみないと建物の傷み具合が詳しくわからないことが多いのが、新築に対しての中古リノベーションの弱みではあります。それでも、物件購入前にインスペクション(建物診断) ができますし、そうして建物内部の状態を確かめたうえで必要な補強改修を施せば、築年数の長く経った中古住宅のリノベでも安心です。



《中古リノベ施工会社の声》
担当したお住まいでは、建物が築 52年と古く、基礎が無鉄筋でした。しかし、建物自体は丁寧に建てられ、傾きなどの問題もなかったので、基礎からしっかり補強して耐震等級3を実現できました。(本誌 36号より)
 
 


 

#プラン

リノベーションには間取りの制約が多そう? でも、新築とあまり変わらなかったりします。



新築、とくに注文住宅なら、なんでも思い通りの家が建てられる―そんなイメージがありますが、実情はちょっと違っています。注文住宅とはいっても、敷地やそこに接する道路、日照、隣家の位置などによって、住まいのプランはいくつかのパターンに限られます。そのうちの一つをもとに施主の希望や予算に応じて間取りや設備を調整していくのが、多くの住宅メーカーの設計の進め方です。いわばセミオーダーなのです。
ではリノベーションはどうでしょう? リノベする中古住宅の躯体をどこまで残すかによって、また構造の都合で動かせない柱や梁はどれかによって、設計の大枠が決まりますが、あとは予算次第で自由にプランを作ることができます。 むしろそんなふうに設計の大枠が予め決まっている方が 「自分でプランを考えやすい」「完成形を思い浮かべやすい」という話もリノベ経験者からよく聞きます。



《中古リノベ施主の声》
すでにある物件の気に入らないところ変えていくことで、ぼんやりでしかなかった自分の理想イメージがカタチになっていきました。施工会社がじっくり話を聞きとってくれて、完成プランでは自分たちに合わない部分は全部クリア。 (本誌36号より)
 
 


 

#立地

新築にこだわるとマイホーム実現が遠のく? だからリノベを選択肢に入れてほしいのです。



親の住まいの近くにマイホームを持つのが希望だったので、中古物件を買ってリノベをすることに。新築にこだわったら、いつこの地域に家を持てるか分からなかったそんなふうに、気に入った立地に手頃な中古住宅が見つかったことが決め手でリノベーションを決意した、という施主が少なくありません。
マイホームは新築と決めているのなら、お望みの地域に宅地か建売、新規発売のマンションを見つけるしかありません。条件に適う物件が見つからなければ、待つか、あきらめて別な地域で手を打つか。待ったり、妥協したりしているうちにマイホーム取得の気持ちが冷めてしまわないでしょうか。中古リノベを視野に入れれば、希望地域でマイホームを実現する可能性はぐっと高まります。リノベでも「ピカピカ」「安心」「思い通り」の住まいが作れると分かれば、もう新築にこだわらなくてもよいのではありませんか。



《中古リノベ施主の声》
中古物件も相当の数を内覧しました。 そのおかげで申し分のない物件と出会えました。 家づくりに取り組む際には、 労を惜しまないことが成功の秘訣かもしれません、 (本誌 36 号より)
 
 


 

#個性

新しさの追求は、新築でもリノベでもできます。「古さの魅力」を生かせるのは、リノベだけです。



すでに述べたように、予算に応じて「新しい」設備仕様を取り入れられるのは、新築もリノベも、どちらも同じです。では「古いもの」はどうでしょう?たとえば、いい具合にツヤの出た古い柱、すっかりアンティークの味わいを醸すドアや棚、レトロなデザインで捨てるのが惜しい蛇口など、中古住宅には、そんな魅力的なパーツに出会えるかもしれないワクワクがあります。リ
ノベの一部に生かして自分らしい個性的な住まいにした例は、本誌の過去記事にいくつも見つかります。これは部材や施工が規格化された新築住宅では、なかなか真似ができません。
新しさを取り入れつつ、古き良きものを残せるのは、中古住宅のリノベならでは。そう考えると、中古物件探しにも楽しく取り組めそうな気がします。



《中古リノベ施工会社の声》
担当したお住まいは既存の間取りが魅力的でした。そこで間取り変更は部分的にとどめ、お好みのインテリアに統一。これだけでも住まいの印象はガラリと変えられます。(本誌35号より)
 
 


#業者選び

慎重に決めたいのは、新築もリノべも同じ。でも、リノベの方が一層、慎重さが必要かも。



どんな住宅メーカーもしくは施工会社に住まいづくりを任せるか―新築でもリノベーションでも、業者選びが大切なことに違いはありませんが、リノベの方がより慎重であることを求められるような気がします。というのも、ある程度は規格品で完成形が最初からイメージしやすい新築と違って、リノベの場合は、施工会社が施主の要望をどう受け止めて提案するかによって、同じ予算でもずいぶんと完成形が違ってくるからです。
また、中古物件探しの段階から深く関わってもらう必要があると、相談を重ねたうえで着工に至るまでの期間が、しばしば新築の場合よりも長くなります。単に信頼がおけるだけでなく、長く付き合える「相性の良さ」があることが施工会社選びの決め手だった、と多くのリノベ経験者が話します。



《中古リノベ施主の声》
施工会社の担当者は、家事や子育てをとても理解されていて「かゆいところに手が届く」プランを作ってくれたことが決め手になりました。(本誌36号より)
 
 


 

#ローン

新築に比べてローンの利用が面倒になりそう?リノベにも「ローンの一本化」があります。



中古住宅の購入に利用する住宅ローンと、リノベーションに利用するリフォームローン、2つを一本化できる融資サービスが登場し、取り扱う銀行も増えてきました。中古住宅購入とリノベを同時に行う前提で最初から一本化するローンと、リノベ完了後に一本化するローンがあります。いずれの場合も、ローンを一本化すると、2つのローンを別々に利用する場合よりも、毎月の返済額を抑えられるのがメリットです。
ローンを一本化してもらうには、中古物件の購入額だけでなく、リノベーションの工事額も分かっていなくてはなりません。とくに最初からローンを一本化するなら、物件探しの段階からリノベーションの施工業者に協力してもらい、できるだけ早く工事費用を見積もってもらう必要があります。



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