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リフォーム基礎情報

世代別リフォーム <50代>

世代が違えば、ライフスタイルも当然異なってきます。
また、同じ夫婦・家族でも年齢を経ることで暮らしや価値観に変化が生じるもの。
それぞれの世代がどんな住まいを求め、どんなリフォーム&リノベーションにたどりついたのか。
同じ世代や境遇にある読者の方なら共感できることも多いはず。
参考にしていただけること満載の今特集、じっくり読んで見て、あなたのリフォームにお役立てください。

介護と同居、近い将来を見越して計画


 50代はリフォーム需要の大きい年代です。同居する親の介護や、介護が契機の新たな同居が現実的に――そんな理由が多くなるのも、50代のリフォームでしょう。
  ㈱住環境研究所(東京)が全国の中高齢者(55~64歳の男女)を対象に実施した「親の介護に伴う住まい変化調査」(2010年)によると、約4割が介護を契機に住まいに変化がありました。
「リフォーム」73%、「建て替え」11%、「新しく戸建てに住み替え」12%、「新しくマンションに住み替え」4%という内訳です。
 また、同研究所の「介護と同居に関するアンケート調査」(2010年)では、調査対象となった55~69歳のうち、61%が親の介護を契機に同居を検討しています。
「親を呼び寄せて同居」32%、「親の住まいへ行って介護」24%、「新しく住まいを探す」5%という内訳。「施設に入所」を検討しているのは23%でした。
 50代のリフォームは、いますぐ必要ではないにしても、同居と介護を視野に入れて行なうべき、といえるでしょう。

施主の声から
「夜には間接照明だけにして、ワインやウイスキーを飲むのが楽しみ」
「私の細かな要望やこだわりにも対応してくれて、安心してリフォーム」
「年齢を考えると、少しでも早く改装して、きれいな家を長く楽しみたい」

 年代としては、子供たちが巣立ち始め、夫婦二人の時間が多くなる頃でしょうか。リフォームには自分たちの趣味嗜好を思いきり発揮することができるのでは。内装、家具調度、照明など、気に入ったものを揃えて、好みの雰囲気を叶える空間づくりを楽しんでみましょう。
 カーペットやフローリング材、カーテンだけでなく、ドアノブ、スイッチ、キャビネットの引き出し、浴槽、蛇口の水栓といった、毎日触れる部分や箇所を大切に選びましょう。色柄という見 た目だけでなく、触れてみた感じや趣にもこだわって。住まいの心地よさは細部からもでき上がっています。
 人生第2のステージを意識したリフォームも、この年代からかもしれません。大がかりな改修をするのであれば、併せてバリアフリー化もしておくとよいでしょうし、子世帯のライフプランによっては2世帯同居も視野に入れてのリフォームに。少し先を見越した備えが、後のゆとりにつながります

◆将来に備えて、いまから

 リフォームの主眼は、やはり、バリアフリー化でしょう。
 築年数の浅い住宅なら、屋内の段差解消などのバリアフリーが標準仕様となっていることが多く、いくらかの調整工事で済むかもしれません。一方、かなり古い住宅の場合は、大がかりなバリアフリー化工事を想定しておきましょう。
 親だけでなく自分たちの老後も考えると、これは今やっておくべき投資といえます。すぐに利用しなくても、手すりをつけるための下地を壁に入れておくなど、将来を見越したリフォーム計画を立てましょう。
 浴槽や便器など、バリアフリー仕様の設備は、家族みんなにとって使いやすく、便利なもの。現在の、あるいは将来の介護の必要を見据えたリフォームは、高齢の親だけでなく、同居する家族みんなの関心事にしたいものです。

◆交流と独立性、ともに

 二世帯同居に向けたリフォームを満足のいくものにするには、世帯の交流と独立性、どちらもよく考えたプランが重要です。
 世帯の交流は「場づくり」にかかっています。たとえば、同居家族が集って食事ができるダイニング、一緒に過ごせるリビング、みんなで料理ができるキッチンなど。スペースに制約があるのなら、メリハリをつけて、最も大切にしたい場所をうんと広くしてみるのもよいでしょう。

◆満足度高める上手な分担

 世帯の独立性に関わるのは、空間や設備をどれくらい専用化するか。つまり、自分たちだけで使う場所をどこにするか。これが満足度を大きく左右します。同居タイプ(完全同居・部分共有・完全分離)によって異なりますが、親世帯・子世帯のライフスタイルや生活リズムの違いを踏まえて、慎重に検討しましょう。
 世帯の独立性でもうひとつ忘れてはならないのが、光熱費などの経費の分担。世帯ごとに分ける方が、同居の満足度が高いようです。ただし、高齢の親が負担するのは難しい場合があるでしょうし、契約や施工の都合で電気やガスのメーターを別々にできないこともあります。メーターが一緒でも、1~2年かけて、どちらの世帯も納得できる負担額の按分方法を見つけましょう。

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【事例】歓喜と断熱の課題をクリア。二人暮らしの快適な家に

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