2世帯フルリフォーム戸建て
独立性を保つ完全分離でほどよい距離感の2世帯住宅<札幌・2世帯リフォーム>
カサシマ住宅
![カサシマ住宅リフォームイメージ①](https://www.pdreform.jp/archives/001/202309/3008ce3ab164a5085912800a2186d109.png)
長女である奥さまのもとにご両親から同居の打診があり実現した2世帯住宅。
まずは、施工会社数社に問い合わせを始めましたが、ご両親の出した「住んだまま工事をする」という条件から、施工会社選びが難航しました。唯一条件を飲んでくれたのが、新築時にこの家を建てたカサシマ建設のリノベーション部門、カサシマ住宅でした。
リビングを家の真ん中に。家族の接点を増やす設計
「帰宅した子供には必ずリビングを通って欲しい」との奥さまの要望により、間取りはリビングを中心にしました。
![カサシマ住宅リフォームイメージ②](https://www.pdreform.jp/archives/001/202309/1bc145505148cb615f8d7de4203039a2.png)
浮造りの床や羽目板の天井に調和する造作のカウンター。ウッドワンのキッチンを配して、LDKはぬくもりある木調で統一しました
子供との未来を映す間取り
テレビ裏にカウンターを造作してもらったのは、お子さんが小さいうちは家族のいる場所で勉強して欲しいと考えてのこと。キッチン横の出窓にある造作の作業台も、成長したお子さんが一緒に調理をするのを想定した仕様です。
![カサシマ住宅リフォームイメージ③](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/3dca4ed8c3d8346850d8d42b608b193c.jpg)
当初ご主人用に設けた書斎は、現在はもっぱらリモートワークの奥さまが活用。多目的に使える個室として重宝しています
![カサシマ住宅リフォームイメージ④](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/cd4d84483b1b1e0228545b661bbc92b6.jpg)
お子さんがリビングに近いところで勉強できるように設けた学習スペース。お子さんの成長後は、第2の書斎として多用途に使えそうです
そこここに木のぬくもり
素足に心地よい浮造りの床や羽目板の天井など、随所に木を使ったナチュラルで温かな仕様はカサシマ住宅の提案。同様のテイストでさまざまな造作家具もお願いしました。ドアや引き戸も同じテイストで揃えています。
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑤](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/fbced86090bb04b66463d621ad59e38e.jpg)
寝室は壁や天井のクロスの色味をブルー系に変えて、落ち着いたムードに。引き戸も造作で、リビング側の空間をトータルコーディネート
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑥](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/8cd05e25d396dfbef410518dbb108eb7.jpg)
ウォークインの左側奥には造作の棚を設置。手前のボイラーが入る機械室のドアも造作で統一。クロスは寝室と同じブルー系でもストライプ柄にし、別空間であることを演出
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑦](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/994d322bd9faf0e98d49c37788b9a2d1.jpg)
寝室のウォークインは超特大スペース。左右両方に収納スペースがあり、衣類はもちろん、小物や季節用品もまとめて片づきます
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑧](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/6e1d83780f9cc2fdf909fde2e6bc5998.jpg)
独立した脱衣室内に洗濯機置き場を確保。パネルヒーターはタオル干しとしても重宝
徹底的に防湿・断熱。コンパクトな快適空間
鉄筋コンクリート造の1階はもともと車庫。天井が高めだったので、やや狭いながらも住居への転用は可能でしたが、快適な住空間にするには防湿・防カビ・断熱の徹底が不可欠でした。対策として、天井・壁・床に高機能な建材を用い、強制換気設備のロスナイを寝室やクローゼットなど5ヵ所に配置。
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑨](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/531cd1069eb7d82e8e98bf117c36db9a.jpg)
木を多用したリビングは、コンクリートの車庫だったとは思えない暖かさ。防湿・断熱を考え尽く
し、快適な住空間に変身
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑩](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/c14d9d3501d29ff74ca682c0e4afae39.jpg)
キッチン前のカウンターだけでなく、そこにつながる棚や犬のケージも造作できたのは、カサシマ住宅ならではの技術力です
![カサシマ住宅リフォームイメージ⑪](https://www.pdreform.jp/archives/001/202208/a28a2d820ee302b4ad467227621f4201.jpg)
玄関には階段室の空間を活用した収納スペースを併設。造作によるシューズボックスもちょうどいいサイズ感
間取りでは、制約が多いなか夫婦別々の寝室や大型の収納スペースを確保。浮造りの床や板張りの腰壁、造作の犬のケージなど、カサシマ住宅ならではの木を多用する仕様は、コンクリートの冷たさを感じさせません。生活機能をコンパクトに詰め込んだ親世帯は、当初イメージした平屋の暮らしを実現させました。
Data
- 築年数:29年
- 種別・構造:鉄筋コンクリート造+木造の混構造3階建て
- 床面積:1階72.87㎡・2階72.87㎡・3階33.12㎡
- 工期:約3ヵ月半
- リフォーム費用:~2,500万円
- プランドゥリフォーム vol.36 掲載