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リフォーム戸建て

廊下の壁を光を通す引き戸に変えて、明るく開放感のあるLDKに|札幌|戸建て|リフォーム|北海道工房㈱

北海道工房


 リタイア後を快適に過ごすため、リフォームを計画したご夫妻。玄関は車イスにも対応できるゆとりを確保。LDKも広げて、室内を見渡せる対面キッチンに変えました。造作の建具やスタイリッシュな手洗いボウルなど、暮らしを彩るデザインも吟味し、インテリアがお好きなおふたりにふさわしい洗練の住まいが完成しました。


光を通す4枚引き戸で、平俗間のない玄関や廊下になりました。引き戸は木枠のデザインもおしゃれ

仕切りたい時は、引き戸でゾーン分け。引き戸は軽い力で動かせる上吊り式。光を通しつつ視線を遮るので、閉め切っても閉塞感がありません


 自宅に増築した事務所で、ご主人は長年仕事をされてきましたが、70歳を機に現役をリタイアすることに。「これからも楽しく年齢を重ねて、夫婦揃って快適に暮らしたい」と願い、玄関と1階の生活部分に手を入れることにしました。その仕事をどこに頼むか。思い当たったのが北海道工房です。「車でよく通る道沿いに北海道工房の社屋があって、社名を記憶していたんです」とご主人。ご夫妻揃って家づくりやインテリアに興味をお持ちだったということもあり、奥さまもすぐに「ああ、あの会社ね」と思い出しました。早速、北海道工房の施工事例を見たところ「なかなかいいデザインをする会社だ」と気に入り、相談してみることに。話を聞いてくれた感触がよく、インテリアにこだわりを持つ自分たちの思いをカタチにしてくれる会社だと感じたため、設計・施工を依頼することにしました。


キッチンは対話も弾む対面に

ディープレッドの対面キッチンがLDKに楽しい雰囲気を演出。ベーシックなトンでまとめた内装に個性的なカラーをプラスして、空間にメリハリをつけました

 玄関とLDKを広げることと、好みの内装デザインを要望したご夫妻。2つ並んでいた玄関のうち、事務所用をなくして広々とした玄関に変更しました。これで将来、介護が必要になったり車イスを使う際にもスムーズに動けて安心です。「玄関ホールは、わたしの大好きな曲線で仕上げて欲しいとお願いしました」と奥さま。狭くて無表情だった玄関が、ゆったりと優しい印象の「家の顔」になりました。

 スペースにゆとりが欲しいLDKは、奥の部屋を少し狭めた分をキッチンに取り込んで広さを確保。システムキッチンを壁付けから対面型に変えて、コンロはガスからIHに切
り替えました。玄関から奥につながる暗い廊下は動線の役目を終わらせ、壁を撤去。視界を遮る仕切りがなくなり、LDKがより開放的になりました。壁があった箇所には、寒い季節などにホールとの間を仕切れる4連の引き戸を設置。光を通す磨りガラス風の面材や個性的な木枠のデザインは、ご夫妻のリクエストをもとに製作したT邸だけのオリジナルです。奥にあった和室2間は寝室と予備室に改修。リフォーム後は、1階だけで生活が完結できるライフスタイルに変えました。


【リフォームポイントはここ!①】
対面キッチンに変更してLDKの広さを強調


キッチンは奥の部屋側のスペースを少し削り広く。抜けない柱はルーバーとしておしゃれに利用

キッチンスペースを奥の部屋側に広げ、システムキッチンを壁付けから対面型に変更しました


キッチンBefore写真

キッチンBefore

 キッチンとリビング・ダイニングとの一体感を持たせることで、LDK空間の広さをより強調しています。奥さまセレクトの赤いキッチンが映えるように、内装は落ち着いたトーンでまとめて。冷蔵庫横の縦格子は、撤去できない構造柱を活かしたデザインです。


【リフォームポイントはここ!②】
暗い廊下の壁を取り払い、明るさと開放感を演出


元の壁を撤去し引き戸に。引き戸からの光で明るくなった廊下とおしゃれな手洗いボール

ホールと奥の部屋をつなぐ動線を見直して、暗くて狭かった廊下の壁を撤去しました

廊下Before写真

廊下Before


 廊下とLDKを隔てていた壁をなくし、代わりに光が透ける引き戸を4枚製作して設置。必要に応じでホールとLDKを仕切れるように工夫しました。トイレ前のオープンスペースには手洗いボウルを置き、来客にも気軽に使ってもらえるようにしています。


廊下の壁を引き戸にしたことで、玄関からLDKまで開放感が大きくアップしました

リビングの一角には食器コレクションを収めた愛用の飾り棚を配置。オリジナル製作の引き戸と雰囲気がぴったりで、空間に違和感なく溶け込んでいます


 大きな問題がなかったT邸の断熱は、劣化部分のみを補強。長く快適に過ごせるよう、窓はすべて断熱性の高いトリプルガラスの樹脂サッシに交換しました。断熱・気密性が大幅に向上したため、冬の暖房はエアコンだけで十分。補助の灯油ストーブは必要なくなりました。リフォーム完成後に遊びに訪れた親戚の方々が、玄関に入った途端、「広ーい!」と歓声をあげるほど印象が一変したT邸。大人の暮らしに寄り添う、ゆとりとセンスあふれる住まいに生まれ変わりました。



『要望にじっくり耳を傾け、暮らしのイメージを具現化』
北海道工房㈱ 代表 倉本 淳平さん
 ご相談当初から玄関とLDKを広くしたいと希望されていました。また、玄関ホールの曲線や建具の造作など、内装へのご要望も明確にお持ちでした。そこで、思い描いている暮らしのイメージを正確に把握するため、画像やスケッチで情報を共有しながらプランを進行。水回りの納まりや撤去できない構造柱の扱いは当社からご提案させていただきました。「リフォームしてよかった」と喜んでいただけて、うれしい限りです。


Data

  • 築年数:40年
  • 種別・構造:木造2階建て
  • 床面積:1階98.46㎡・2階68.71㎡
  • 工期:約2ヵ月
  • リフォーム費用:約1,500万円
  • プランドゥリフォーム vol.43号 掲載


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