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リフォーム戸建て

長年の想いを叶えた、本格茶室のある家|札幌|戸建て|㈱アシスト企画 Renovation&Reform

アシスト企画 Renovation&Reform

本格茶室のある住まいにリフォーム。すだれ天井に炉は客畳に寄せて切る向切(むこうぎり)

 茶道を嗜まれてきたAさんのお住まいには、以前から多人数でのお茶会なども開ける8畳の茶室「広間」が2階にありました。今回のリフォームではこの広間に加えて、新たに、飛び石を配した“露地”から“にじり口”を通って入る畳の「小間」を希望。造りはもちろん、畳表や炉縁の木材にもこだわりを尽くしました。


玄関と和室をリフォームで本格的な茶室に。美しい茶庭ににじり口

元の和室部分と玄関を活用して、Aさん念願のお客さまを迎える露地(茶庭)と、にじり口(お客さま用の出入口)のある茶室が実現しました


 年齢を重ねるにつれて、階段の昇り降りがつらくなると感じていたAさん。もともとあった2階の茶室とは別に、1階にも小さな茶室をつくりたいと、かなり以前から考えていたといいます。そして今回「これからは好きなことだけをして人生を楽しもう!」という想いも手伝って、長年あたためてきた茶室づくりに着手。不都合に感じていた部分の改善もあわせて、築30年の家をリフォームすることにしました。何をどうしたいかは決まっていたため、知りたいのは事例よりも工事をしてくれる会社の情報。本誌プランドゥリフォームにも目を通し、複数の会社に相談しました。


露地にはお客様用の腰掛待合も。すべて造作仕上です

露地にはお客さま用の腰掛待合も。茶室と露地は、Aさんの要望を叶えるべく、すべて造作で仕上げていきました


 「予算的に厳しいといわれることもあり、どこに頼んだらいいか半年近く悩みました。そんななか、何度かお話をして、こちらの希望と予算のバランスをうまく取ってくれそうと感じたのがアシスト企画さんだったんです」と、Aさんは設計・施工の依頼を決めた理由を話します。


【リフォームポイントはここ!①】
使う素材もしっかり吟味


八代産の畳表、葦(よし)のすだれを貼った天井や障子など美しい和の空間に

 八代産の畳表はAさん自身が畳屋さんに出かけ、注文して入れたもの。葦(よし)のすだれを張った天井や障子など、和のしなやかな美しさに心がほっとほぐれる茶室空間です。


【リフォームポイントはここ!②】
露地の飛び石に札幌軟石を使用



 茶庭ともいわれる露地には、Aさんが石屋さんで実際に見て選んだ札幌軟石などの飛び石を置いて。露地を通って、にじり口から入る本格茶室のアプローチも素敵です。



和室Before写真

和室Before


 お客さま用の小さな出入口である〝にじり口〞を備え、玄関部分は面積を広げて飛び石を配置した〝露地〞にするのが、Aさん念願の茶室のスタイルです。活用するのは1階の玄関横にあった6畳の和室部分。茶室には炉の位置などルールがあり、あとからの変更がきかないため、アシスト企画では茶室づくりを経験したことのある設計担当を中心にプランを練り、Aさんと細かくすり合わせていきました。


心落ち着く和の世界

 「京間サイズの畳や露地の飛び石などは、わたしの方で畳屋さんや石屋さんに行って選びました。畳表は熊本県の八代産で、農家と契約して直接入れているというものを使っています」とAさん。「小間はシンプルなのが一番」と、炉縁(炉の木枠)には前もって買ってあった生地ものをセット。「どうせならきちんとしたい」と、炉には茶釜を吊るす自在鉤(じざいかぎ)も用意しています。



 A邸は30年ほど前に、車イスの生活になったお父さまが暮らしやすく、家族も介助しやすい家として建てられたものでした。「新築した時は少しでも部屋を広くするように考えましたが、今回は部屋を必要十分な広さに狭めてるくしよう、と。特に暗かった2階の階段周りは、窓の位置や大きさを変えると外壁にも手をつけることになって費用がかかるので、外まわりをいじらずに、室内の造りで明るくできる提案をしてくれました。それが、とてもよかったですね」一室にまとまっていたトイレと洗面・脱衣は、トイレを独立させ、奥まっていたキッチンは開放的なオープン型にするなど、使い勝手よく快適にリフォームされたAさんのお住まい。大好きなお茶を存分に楽しむことができ、愛猫2匹と心地よく暮らす新たな日常が始まりました。


壁で暗かった空間も、リフォームでとても明るく変わりました

壁で覆われ、真っ暗だった以前の階段。リフォームでは正面の壁をなくして、既存の部屋の窓を活用、竹を渡した手すりなど、光が通る造りで見違えるほど明るい空間になりました


階段Before写真

階段Before


独立キッチンを開放的なオープンキッチンに

以前は奥まった場所にあって独立していたキッチンは、リビングと開放的につながるオープンスタイルに


1階BeforeとAfterの間取図

2階BeforeとAfterの間取図

【Staff Voice】
『茶室はすべて造作、
2階ホールは採光に工夫』

リノベーションコーディネーター
遠藤 直子さん


 細かな決めごとがあり、素材使いにも一つひとつ意味がある茶室のプランニングでは、過去に手がけたことのある設計プランナーに入ってもらいました。当初、Aさまは「そんなに本格的ではないですよ」とおっしゃっていましたが、実際に話が進むといろいろこだわりが出てきて、ご希望に添えるよう、畳表や飛び石など特にこだわりの強い素材はご自身で直接吟味いただき、すべて造作でつくり込んでいきました。
 2階の階段部分には窓の新設をご希望でしたが、費用面も考慮して室内プランで解決する提案を差し上げました。具体的には、壁の位置を変えて、部屋の窓としてあったものをホールの窓に変更。開放的な造りを心がけた結果、「格段に明るくなった」と喜んでいただけました。


Data

  • 築年数:30年
  • 種別・構造:木造2階建て
  • 床面積:1階121.32㎡・2階89.43㎡
  • 工期:約3.5ヵ月
  • リフォーム費用:約2,200万円
  • プランドゥリフォーム vol.44号 掲載

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