ラグジュアリーホテルのようなデザインリノベーション

築15年のマンションの一室のリノベーション。モノトーンな色合いの中、タイル、ガラス、木、鉄と様々な質感の素材で構成されています。また不整形な平面に併せて家具をこの住宅のために特注で設計しており、6人掛けのダイニングテーブル、ゆったりとしたソファ、三角形のローテーブル、TVボードなどはいずれも無二の存在感を放ちます。さらに念願のホームシアターと音響セットが異世界へと誘います。ラグジュアリーホテルやブティックの様な空気感は日常を非日常に変え、生活に張りを与えてくれる住宅となりました。

ブティックライクなクロゼットルーム
「高層階のブティック」を名乗ることのできるようなクローゼットルームをご所望されました。洋室二部屋を広いワンルームにして、腕時計やアクセサリー、バッグ、服や靴などを綺麗に全て見せディスプレーする心躍る収納空間を目指してゆきました。グレートーンのインテリアに落着いたダークブラウンの収納家具が入ります。間接照明を多用することで高級感を演出し、スポットライトで飾られた「お気に入り」を商品のように照らし出します。

高層階ならではの美しい空もインテリアに。ジノ・サルファッティのモダンなシャンデリアや間接照明がモノトーンの空間に艶やかさを添えます

既存の二つの洋室をイメージ通りのオープンクローゼットに一新。好きなモノに囲まれる空間は、ずっと見ていられる眼福な空間となっています。

キッチンは既存の設備をそのままに、カウンターや収納扉の面材のデザインを変えることでLDK全体に統一感を持たせています。

高級ブティックのような空間。アクセサリーなど小物類を収納できるショーケースもオーダーメイド。下部にはブランドの空箱も収納できるように設計。

お施主様とはしっかりとコミュニケーションをとり、親身にお話を伺い、その中で最適解を一緒に探してゆきます。お施主様の想いを汲み取りながら空間デザインに反映させてゆけるのは建築家ならではの腕の見せ所です。住まいのデザインで暮らし方は一変します。今回のリノベーションの後に話を伺うと、夕食の際にご夫妻でワインを飲んだり、大きなスクリーンで映画を楽しんだりするのが新たな日課になった、とのことでした。さらにこだわりの住宅を追求するために現代アートの収集もはじめたといいます。仕事で忙しい毎日のご褒美として思い切ってリノベーションしたことで、家での夜も、友人たちを招くもてなしの時間も、心から楽しめるようになりました、と話してくれました。お施主様の意識も高く、この住宅ではラグジュアリーでありながら使い勝手にもこだわり、生活感があまり見えてこないような住宅をつくることができました。今回も既存の空間からはまったく想像のできない変貌を遂げることができました。リノベーションは建築家の手によれば、ラグジュアリーにもナチュラルにも自分らしい全くこれまでと異なる空間に変貌を遂げるのです。住宅は自分好みの服のようなもので、GLAではその方にあったテイストを一緒に探すところから物語を紡いでゆきます。

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主寝室は美しい柄の壁紙に変え、大きめのベッドに入れ替えました。間接照明やウォーホルのリトグラフが大人びた空間を演出しています

建築家により選定されたHermèsのスカーフを空間に合うように額装し、シックな空間に華やかな色を添えています。

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浴室もスパのような高級感を与えています。色味を他の空間に合わせグレートーンにしています。大きなTVも設置。