間仕切りカーテンを活用して一日中光を感じるワンルーム＜リフォーム・マンション＞

　75㎡で部屋の形はほぼ正方形、更に角部屋という好条件のS邸。
　S様には当初より「二方向から存分に入ってくる採光を最大限に生かしたい」との要望がありました。
　プランは、家族の暮らし方を十分に吟味した上で、採光をお部屋全体に取り込める間仕切り壁を極力少なくしたワンルームとなりました。

　単調になりがちな床面に変化と表情をつけてくれるヘキサフローリング。
　窓際に設置しバルコニーへのアプローチを演出する事で、空間にストーリーを持たせる事ができます。
　さらに、観葉植物やアート等を設置するスペースとして通常のフローリングと差別化する事でより際立ちます。

プランニング

　寝室エリアには間仕切りカーテンを採用しました。必要なときにだけカーテンで仕切ることで「可変性のあるワンルーム」を実現。
　ワンルームの長所を生かし、玄関からリビングへの抜け感を重視しました。
　また、キッチンは壁付けのレイアウトを採用し、壁面に造作ソファの設置をすることで、お部屋の真ん中に広い空間を生み出し、人が大勢集まっても狭さを感じません。

造作キッチン

　無機質なシステムキッチンではなく、家具の一部として感じられるように長いI型キッチンを造作しました。
　面材には自然素材のリノリウムを使用し、見た目だけではなく機能面でも優しいキッチンです。

室内窓

　出来る限り屋内に自然光を取り入れるというのが今回のお部屋づくりのミッション。そこで、玄関とフリースペースの間仕切りには、オーダーで制作した室内窓を設置し、三方向から光が届く玄関を実現しました。
　細かなデティールにこだわって制作された室内窓は、その存在感でゲストを楽しませます。