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リフォーム・リノベーションを知る

リフォームお役立ち情報

まず最初に

リフォームをしようという決断には、必ずきっかけがあるはずです。家族みんなが快適に暮らすために、なぜリフォームするのかを話し合うことからはじめましょう。

予算・不具合・希望をまとめましょう

耐用年数や傷み具合をチェック


耐用年数や傷み具合をチェック

耐用年数や傷み具合をチェック

 普通に暮らしていても住まいのあちこちは傷んでくるもの。「そろそろ修繕・補修が必要?」と思われる箇所をチェックしましょう。
 まず水回り。キッチンはコンロ(IHクッキングヒーター)や換気扇、収納などの見直しやシステムキッチンそのものの交換など、15〜20年経っていたらそろそろリフォーム時期です。風呂場には、柱の傷みや腐食がありませんか? ユニットバスの交換は20〜30年が目安です。浴室が在来工法の場合は、基礎部分の補修や補強、タイルの張替えや浴槽の交換を考えたほうがよいかもしれません。給排水管については、サビなどで劣化した部分の交換が必要になります。20年ほど経過していたら交換を検討しましょう。
 居室の壁や天井に関しては、使用頻度や家族構成によって違いはありますが、塗装の塗り替えや壁紙の張替えは、5〜15年周期が目安になります。傷み具合によっては、さらに下地や構造、断熱材といった補強が必要になる場合もあります。
 最後に外周りにも目を向けましょう。外壁がタイル張りの場合は10〜15年を目安に目地の補強やタイルの補修といったメンテナンスを。吹き付け塗装外壁の場合は、10〜15年ごとに下地の補修や塗装をし直し、15〜25年経過したら外壁そのものの張替えを検討しましょう。また、金属製屋根はおよそ20年をめどに下地材の補修や断熱材の交換など、全体の葺き替 え時期です。
 以上の点から思い当たる箇所があれば、そろそろリフォーム時期です。一戸建ての場合は建築図面図、マンションなら間取図を用意し、延床面積や築年月、過去の補修やリフォーム歴などを参考にしながら検討してください。

不具合・不満をチェック

 「こうだったらいいな」を実現させるのもリフォームです。家族構成や生活形態などが変化し、入居したときとは状況も違っているはずです。無駄なスペースを有効に活用したり、日ごろ感じている不便を解消したりするために、今の住まいの不具合や不満を具体的 にあげていきましょう。
 たとえばキッチンなら、狭い、使い勝手が悪い、収納が少ない、浴室やトイレなら狭い、寒い、暗いなど。居室や間取りに関しては、バリアフリーの検討や、使っていない部屋の有効活用など間取りの変更、外周りでは壁面や門扉の汚れ・破損などがあげられます。不具合や不満がわかれば、「だから、こうしたい」という希望が明確になるはずです。
 これらの改善希望点と、前にチェックした修理や修繕が必要な箇所を合わせ、キッチンや浴室・トイレ、居室、間取り、外周りと項目別にまとめておくと、業者に依頼する際に話がスムーズに進みます。

予算を踏まえて優先順位を


 「せっかくリフォームするのだから」とあれもこれもと欲張りすぎると、予算も時間もオーバーしてしまいます。耐用年数の関係でどうしても後回しにはできない補修や修繕を最優先にすると、諦めなければならない箇所が出てくるかもしれません。また、一気にまとめて行ったほうがいいリフォームもあります。
 「リフォームしなければならない箇所」「リフォームしたい箇所」を家族全員で話し合い、優先順位をつけた上でプロの判断を仰ぎましょう。また、リフォーム資金としてどれくらい用意できるのか、どのように支払うのかを、事前に把握しておくのも大切です。


住まいの不具合や不満を具体的 にあげていきましょう

キッチンなら、狭い、使い勝手が悪いなど住まいの不具合や不満を具体的 にあげていきましょう


世代別リフォームのカタチ

世代が違えば、ライフスタイルも当然異なってきます。
また、同じ夫婦・家族でも年齢を経ることで暮らしや価値観に変化が生じるもの。
それぞれの世代がどんな住まいを求め、どんなリフォーム&リノベーションにたどりついたのか。
同じ世代や境遇にある読者の方なら共感できることも多いはず。
参考にしていただけること満載の今特集、じっくり読んで見て、あなたのリフォームにお役立てください。

 
 
20~30代のリフォーム


20~30代のリフォーム

今ならではの夢をかなえる
空間づくり

 初めての持ち家として中古の戸建て・マンションを購入し、リフォームして住む20~30代が増えています。新築にこだわらず、お買い得の中古住宅を探して、マイホームの夢を早く、無理なく、かなえているようです。

施主の声から
「ほかでは見たことのない格好いい斬新な家に住みたい」
「…住むスタイルが変わってもフレキシブルに対応できる…」
「…開放感だけでなく、子供たちの気配がよくわかる…」

 機能重視のリフォームはよいのですが、面白味に欠ける住まいになっては、もったいない。訪問客が思わず見とれてしまうような、遊び心ある設計やデザインで、楽しい我が家にしてみませんか。夫婦それぞれの趣味や個性を思い切り反映させて、心の弾む空間づくりを。
 住まいの開放感は、たんに広さだけの問題ではありません。それは、家族がそこにいるという気配や、声をかけ合えるというコミュニケーションにも関わってくること。リフォームでは、家具の配置や収納スペースと一体に考えて、気持ちよい開放感が保てるような配慮が大切です。
 小さな子供が暮らしの中心になる場合、リフォームは、近い将来を見越して、広さや位置を変えやすい、フレキシブルなプランが基本です。後々、必要が生じたら、例えば可変仕切りをちょっと改修するくらいで当面、暮らし心地が維持できるようにしておくのが賢明でしょう。

◆趣味と個性、全開で

 趣味や好みを大胆に取り入れて楽しめるのが、この年代のリフォームかもしれません。
 オーディオやビジュアルを鑑賞するホームシアター、手芸や絵画などに集中できるホビールームといった念願をかなえるチャンスにしてみましょう。スペースは少々狭いとしても、よい解決案をリフォーム会社が提示してくれるでしょう。
 仲間が集うホームパーティーの場をつくりたいという声もよく聞きます。ダイニング・キッチン中心のリフォームも、個性的で面白い空間になりそう。
 これは無理だろう、お金がかかりそう、と自己規制せずに、打ち合わせのテーブルには早いうちに載せて検討することが大切です。奇抜なアイデアも、意外とすんなり実現できたり、将来の間取り変更を見越したプランにすると、かえって経済的だったりすることも。リフォーム会社の経験と実績を大いに活用したいものです。

◆心地よい、子供の居場所

 リビング・ダイニングをうんとオープンな空間にして、そこに子供のために心地よい居場所をつくってあげるのはどうでしょうか。
 小学校前までなら、その一角に「子供コーナー」を設けるだけで充分でしょう。ござやカーペットなどを敷いて領分を決めてあげると、子供は「自分の場所」と感じて満足します。おもちゃや絵本などを収納する棚を用意すると、整理整頓のしつけもできます。

◆勉強するための「定位置」

 子供が小学生になったら、「子供コーナー」を進化させて「勉強コーナー」にしてみるのもよいでしょう。小学生になったのを機に、個室を与える親は多いかもしれませんが、親の目と声がタイミングよく届く工夫が大切です。
 「勉強コーナー」には、大きな学習机ではなく、そこそこの奥行きがあるテーブルで結構。必要に応じてパーティションを立てます。あるいは、いっそダイニングテーブルを思い切り大きくして、そこに子供の「定位置」をつくってあげるのも方法です。

◆親にもうれしい空間に

 子供がリビング・ダイニングで過ごす時間が長くなるようにすると、子供部屋は寝室の用途が主なので小さめでもよくなります。その分、夫婦のプライベートルームを大きくして、ゆとりのあるウォークインクロゼットを設けたり、書斎や書庫をつくることも可能になります。

↓↓↓ 20~30代のリフォーム 実際の事例はこちら ※写真をクリック ↓↓↓

20~30代のリフォーム事例①

【事例】家族の会話を大切にしつつ子供たちの自立心も育む暮らしへ


20~30代のリフォーム事例②

【事例】キッチンから床・建具まで“美しさ”に安らぐ住まい


 
 
40代のリフォーム


40代のリフォーム

親子関係を円滑にする
間取り・動線

 40代の世帯主であれば、子供は中学生から高校生くらいでしょうか。リフォームの動機には「子供部屋がほしい」のウェイトが大きいかもしれません。
 小学校高学年くらいから中学生にかけては、生活空間の中で適当に親と距離をとって、心理的な自立を促す時期。そして高校生は、個を確立して大人への入り口に近づく時期。難しさもはらむ思春期、どんなリフォームで成長を助けましょうか。

施主の声から
「クローゼットがすごく広くて、モノが何でも入るところがいい」
「ドレッサーは寝室ではなく、家事動線上にあるほうが使いやすい」
「インテリアテイストは、(気に入っていた旧宅と)同じ感じに」

 収納はリフォームの永遠のテーマですが、おそらく世帯主40代にとってもっとも切実なのではないでしょうか。というのも、子供が中高生くらいになると、もう大人と同じくらいにたくさんの物を持っていますから。衣類や靴、大小の趣味用具など、増えゆく物のコントロールが暮らし心地に関わってきます。
 快適さ、美しさ、便利さを追求するリフォームを、もっと自由な発案で、もっと柔軟な発想で楽しみましょう。住まいづくりの常識や定石から、いったん離れてみると、問題解決の答えが早く見つかるかもしれません。かなりの難題もこなす力量を多くのリフォーム会社は持っています。
合理性や機能はもちろん大切ですが、ただ便利さや広さだけに終わらない、余裕を感じさせるリフォームにしたいものです。例えば、床や壁、ドア、照明など、一つひとつの部材にまで個性や趣味を光らせてみてはどうでしょうか。細かなところへの目配りで、空間の質はぐんと高まります。

◆個室を“孤”室にしない

 子供部屋にありがちな配置といえば、戸建てなら居間を通らずに行ける2階のひと間、マンションならリビングから離れた洋室。40代のリフォームでは、この辺から見直しを検討してはどうでしょうか。
 中高生になると、独立性の高い部屋を求めるでしょう。その希望を尊重しても、帰宅後、家族の誰とも顔を合わせずに自室へ直行、というのは避けたいものです。個室が〝孤室"にならないような動線の配慮が大切です。

◆オープンな場所で勉強

 親としては、勉強部屋との期待を込めてのリフォーム。集中力があって、時間の使い方が上手な子どもなら、個室で心配ないでしょう。
 ただ、そうでないケースもあります。
 放課後、すぐに帰宅せず、学校の自習室や図書館で勉強してから帰る高校生が、けっこう多いと聞きます。家に帰れば、きっと立派な自室があるのでしょうが、漫画や音楽、DVDにインターネット、ケータイやスマホ、たぶん好きなものに囲まれ過ぎて、勉強に集中しにくいのかもしれません。
 やや発想を変えて、高校生の彼らが選んだ場所――自習室や図書館――の特徴をリフォームに取り込んでみるのも悪くないプランです。
 つまり、オープンな空間で、周囲に適当に人の気配や動きがあり、少しくらい他人の話声が聞こえてもかまわない場所。すると、これは20~30代のリフォームで提案した「勉強スペース」に似てきます。

◆動線改善でゆとりの時間

 専業主婦世帯761万に対して、共働き世帯は1078万。子どもに手がかからなくなったので、夫婦でフルタイム勤務、あるいは妻がパートタイム、という40代の世帯主も少なくないのでは。
 働くママが切に求めるのは「時間のゆとり」でしょう。となれば、リフォームでは家事動線・生活動線の見直しが必須です。日常の無駄な動きを減らすことで、わずかずつでも時間がつくれます。気持ちに余裕ができます。
 また「自分の時間」と「家族との時間」を増やしたい、という希望も強いはず。家族それぞれが、思い思いのことをしながら集える間取りが、その希望をかなえることになります。先に述べた、中高生の「勉強スペース」も、その一例と考えることができます。
 ただでさえ親子の会話が少なくなりがちな年頃ですが、中学校・高校卒業後の進路選択など、日頃から話しておきたい大切なことがあります。リラックスした雰囲気で顔を合わせながら、ちょっとした機会に、なにげなく、でも、しっかりと意思を確かめ合う――そんな時間が自然と生まれるのが、40代のリフォームのひとつの理想と言えましょう。

↓↓↓ 40代のリフォーム 実際の事例はこちら ※写真をクリック ↓↓↓

40代のリフォーム事例①

【事例】風と光を呼び込む工夫でのびのび暮らせる心地よい住まい


40代のリフォーム事例②

【事例】長期優良住宅化で“いま”も将来も安心


 
 
50代のリフォーム


50代のリフォーム

介護と同居
近い将来を見越して計画

 50代はリフォーム需要の大きい年代です。同居する親の介護や、介護が契機の新たな同居が現実的に――そんな理由が多くなるのも、50代のリフォームでしょう。 ㈱住環境研究所(東京)が全国の中高齢者(55~64歳の男女)を対象に実施した「親の介護に伴う住まい変化調査」(2010年)によると、約4割が介護を契機に住まいに変化がありました。「リフォーム」73%、「建て替え」11%、「新しく戸建てに住み替え」12%、「新しくマンションに住み替え」4%という内訳です。
 また、同研究所の「介護と同居に関するアンケート調査」(2010年)では、調査対象となった55~69歳のうち、61%が親の介護を契機に同居を検討しています。「親を呼び寄せて同居」32%、「親の住まいへ行って介護」24%、「新しく住まいを探す」5%という内訳。「施設に入所」を検討しているのは23%でした。
50代のリフォームは、いますぐ必要ではないにしても、同居と介護を視野に入れて行なうべき、といえるでしょう。

施主の声から
「夜には間接照明だけにして、ワインやウイスキーを飲むのが楽しみ」
「私の細かな要望やこだわりにも対応してくれて、安心してリフォーム」
「年齢を考えると、少しでも早く改装して、きれいな家を長く楽しみたい」

 年代としては、子供たちが巣立ち始め、夫婦二人の時間が多くなる頃でしょうか。リフォームには自分たちの趣味嗜好を思いきり発揮することができるのでは。内装、家具調度、照明など、気に入ったものを揃えて、好みの雰囲気を叶える空間づくりを楽しんでみましょう。
 カーペットやフローリング材、カーテンだけでなく、ドアノブ、スイッチ、キャビネットの引き出し、浴槽、蛇口の水栓といった、毎日触れる部分や箇所を大切に選びましょう。色柄という見 た目だけでなく、触れてみた感じや趣にもこだわって。住まいの心地よさは細部からもでき上がっています。
 人生第2のステージを意識したリフォームも、この年代からかもしれません。大がかりな改修をするのであれば、併せてバリアフリー化もしておくとよいでしょうし、子世帯のライフプランによっては2世帯同居も視野に入れてのリフォームに。少し先を見越した備えが、後のゆとりにつながります。

◆将来に備えて、いまから

 リフォームの主眼は、やはり、バリアフリー化でしょう。
築年数の浅い住宅なら、屋内の段差解消などのバリアフリーが標準仕様となっていることが多く、いくらかの調整工事で済むかもしれません。一方、かなり古い住宅の場合は、大がかりなバリアフリー化工事を想定しておきましょう。
 親だけでなく自分たちの老後も考えると、これは今やっておくべき投資といえます。すぐに利用しなくても、手すりをつけるための下地を壁に入れておくなど、将来を見越したリフォーム計画を立てましょう。
 浴槽や便器など、バリアフリー仕様の設備は、家族みんなにとって使いやすく、便利なもの。現在の、あるいは将来の介護の必要を見据えたリフォームは、高齢の親だけでなく、同居する家族みんなの関心事にしたいものです。

◆交流と独立性、ともに

 二世帯同居に向けたリフォームを満足のいくものにするには、世帯の交流と独立性、どちらもよく考えたプランが重要です。
 世帯の交流は「場づくり」にかかっています。たとえば、同居家族が集って食事ができるダイニング、一緒に過ごせるリビング、みんなで料理ができるキッチンなど。スペースに制約があるのなら、メリハリをつけて、最も大切にしたい場所をうんと広くしてみるのもよいでしょう。

◆満足度高める上手な分担

 世帯の独立性に関わるのは、空間や設備をどれくらい専用化するか。つまり、自分たちだけで使う場所をどこにするか。これが満足度を大きく左右します。同居タイプ(完全同居・部分共有・完全分離)によって異なりますが、親世帯・子世帯のライフスタイルや生活リズムの違いを踏まえて、慎重に検討しましょう。
 世帯の独立性でもうひとつ忘れてはならないのが、光熱費などの経費の分担。世帯ごとに分ける方が、同居の満足度が高いようです。ただし、高齢の親が負担するのは難しい場合があるでしょうし、契約や施工の都合で電気やガスのメーターを別々にできないこともあります。メーターが一緒でも、1~2年かけて、どちらの世帯も納得できる負担額の按分方法を見つけましょう。

↓↓↓ 50代のリフォーム 実際の事例はこちら ※写真をクリック ↓↓↓

50代のリフォーム事例①

【事例】歓喜と断熱の課題をクリア。二人暮らしの快適な家に


50代のリフォーム事例②

【事例】これからの夫婦二人の暮らしに合わせて、ホテルライクなゆったり空間


 
 
60代のリフォーム


60代のリフォーム

期待される
多世代同居のけん引役

 いま、リフォームにいちばん意欲的なのが60代です。
 戸建てでも、マンションでも、リフォームの施主となる割合は、60代が38・2%と、50代の27・7%に大きく差をつけて、年代別でトップです(一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会の平成24年の調査による)。戸建てとマンションを合わせた全体では、3年前から60代のウェイトがもっとも高くなっています。
 工事内容は、身体機能の衰えに備えたバリアフリーだけでなく、自分らしい暮らしをかたちにする積極的な空間づくりも多いようです。

施主の声から
「こんなに暖かくなるなら、もっと早くリフォームしておけば…」
「やってみて初めてわかった。毎日の掃除は本当にたいへん」
「在宅介護になっても安心して快適に生活できる家に」

 寒さへの不満は、リフォームの理由のいつも上位。60代にもなると、それは健康へも大いに影響してくるので、早めの対処が必要です。よく使う場所を暖かくする改善はもちろん、屋内で極端な温度差が生じないような配慮も欠かせません。生活動線の再検討から始めて、リフォーム計画を立てましょう。
 日々の掃除をはじめ、手入れの楽な家にすることも60代のリフォームでは大きなテーマです。将来の身体の機能の衰えを計算に入れて、ホコリのたまりにくい空間や汚れの落としやすい素材などもリフォーム会社から提案してもらいましょう。メンテナンスのしやすさも快適さの条件です。
 「いずれ介護を受ける身になっても、できるかぎりは自宅で生活したい」という思いは、多くの人が持つのではないでしょうか。介護への備えは、60代のリフォームの必須事項といえましょう。介護者・介助者になることが多い同居家族への負担を、リフォームによって、あらかじめ軽減することができます。

◆維持管理のしやすさ

 子供が独立し、自分も定年を迎え、これからの時間をどう過ごすか――。60代のリフォームは、第二の人生のライフスタイルと密接に関わってきます。
 一緒に暮らす安心感や経済的なメリットを求めて、子供との同居を考える人もいれば、利便性を優先して、都心部のマンションへの住み替えを考える人もいます。
 いずれにしても、長い老後のために住まいで重視するのは、ひとつには維持管理のしやすさでしょう。家屋敷の手入れは、意外と体力を使うもの。この年代になると、実感します。
 戸建てでは、外壁材や屋根材を耐久性の高いものにしたり、ロードヒーティングや融雪槽を取り入れて除雪の負担を減らす、外周りのリフォームがあります。また、便利さと安全を考慮して、火を使わないオール電化など、設備面の一新も外せません。
 維持管理のしやすさでは、マンションに軍配が上がりそうですが、維持管理費や修繕積立金といった費用、そして修繕箇所や工事時期、頻度などを総合的に判断して選ぶべきでしょう。「ウチには必要ないから払わない」というわけにはいかないものですから。

◆志向の違いを意識して

 シニア世代が住まいに求めるものとして、もうひとつニーズが高いのは、趣味の部屋。自分のための専用空間です。
 夫婦2人の時間が長くなるといっても「1人の時間を大切にしたい」「1人の空間がほしい」というのが本音でもあります。とくに女性に、この傾向が強いようです。くわえて、女性のほうが男性よりも、友人との交流や社会との接点を維持したいと強く望んでいるようです。
 こうした男女の志向の違いは、仕事をしている男性には分からないもので、定年を迎え、家庭に腰を据えたときに急に気づくものではないでしょうか。あるいは気になり出すものではないでしょうか。
 リフォームにあたっては、このような志向の違いを互いによく理解しておくことが大切ですし、二世帯同居であれば、子世帯にもよく知ってもらうことが、満足できる住まいづくりの前提条件になります。

◆2・5世帯同居、増える

 住宅メーカーの旭化成ホームズ(東京)によると、60代の親と単身の子どもの家族は、30年前のほぼ3倍、300万世帯を超えるそうです。同社では、そうした親と単身の子の一家に、結婚した子ども家族が加わる世帯を「2・5世帯同居」と名づけました。同居形態は、親夫婦+息子一家+単身の娘というパターンが中心だといいます。
 こうした多世代同居が、これから新しい暮らし方と、それを包む新しい住まいのかたちを生み出していくことになるでしょう。もちろん、同居に際してはリフォームをするケースが多いはずです。60代のみなさんには、続く世代のリフォームのお手本をいろいろと示してほしいものです。

↓↓↓ 60代のリフォーム 実際の事例はこちら ※写真をクリック ↓↓↓

60代リフォーム事例①

【事例】暖かく、除雪がラクな暮らしへ

60代リフォーム事例②

【事例】スケルトンリフォームでこだわりの“白”が心地よい、洗練された空間に


これでうまくいく!
2世帯同居のリフォーム

二世帯同居のリフォーム

世帯が一緒に暮らすことのメリット
最大限に引き出し、
逆にストレストラブル
リスクを抑えるには、
どうしたらよいか。

せっかくの同居が
こんなはずではなかったのに
とならないように、
よくえてから
着手することが大切です。

2世帯同居のリフォームを
成功させる事前準備とは?



ポイント①
「分離」にする?「共有」にする?
~わが家に合ったプランを決めましょう!~



2世帯住宅へのリフォームは、2つの世帯で住まいをどう分けるかが出発点です。
住空間の分け方は、次の3つに大別できます。



1. 完全分離タイプ


2. 部分共有タイプ


    3. 完全共有タイプ








☟☟☟各タイプの詳細・事例をみていきましょう☟☟☟




1. 完全分離タイプ


 世帯間でスペースを全く共有しないプラン。お隣さん同士という感覚で、互いのプライバシーを尊重しやすい住まい方です。住空間の分離の方法は、上下階で分けるのが主流ですが、小さな家を2つ並べるように左右で分ける方法もあります。





⚠ プランづくりの注意点 ⚠生活音や振動がトラブルになりやすい。しっかりした防音対策が重要とくに
 2階に水回りを新設する場合は、必須と考えてよい。

1階での調理のニオイが2階へ流れやすいので、換気にも十分留意。
1階に親世帯、2階に子世帯が一応の原則だが、孫が小さいのなら、生活音
 対策として、親世帯が2階に暮らすのもあり。




     👇👇👇完全分離タイプの実際事例はこちら 👇👇👇

完全分離タイプ事例①

共用部分の一切ない長屋のような2世帯住宅で世帯の独立性を尊重


完全分離タイプ事例②

完全分離で付かず離れず悠々自適な2世帯暮らし






2. 部分共有タイプ


 玄関、リビング、水回りなどは共有するプラン。世帯ごとの生活時間帯やプライバシー、家計負担などのバランスに応じて、分離と共有の度合いを柔軟に変えられるのが利点です。





⚠ プランづくりの注意点 ⚠共有箇所が少な過ぎると、同居のメリットがなくなる。同居後の暮らしをよ
 くイメージしてプランをつくる。

敷地面積が狭ければ、共用スペースを多くする。
 その分、個室を広くとることができる。

水回りのリフォームは費用が掛かる。
 できるだけ既存ものを利用すると節約ができる。

寝室は位置だけでなく動線までも工夫して、プライバシーの確保を。



     👇👇👇部分共有タイプの実際事例はこちら 👇👇👇

部分共有タイプ事例①

互いを尊重しながらいい距離感で暮らせる住まいへ


部分共有タイプ事例②

3世代6人+ワンコ3匹で暮らす長期優良住宅






3. 完全共有タイプ


 寝室などの個室以外は全て共有するタイプ。既存の住まいを大きく変更せずにリフォームできるので、費用が抑えられます。世帯間のコミュニケーションを大事にし、プライバシーや生活リズムの問題をうまく解消できるなら、ほとんど分離しない住み方もありです。





⚠ プランづくりの注意点 ⚠それぞれの持ち物が共有空間に溢れないよう、十分な収納スペースを用意。
息子夫婦と同居なら、嫁のプライバシーの確保や家事分離を考慮に入れる。
娘夫婦との同居で、婿の帰宅時間や入浴時間も違うようなら、世帯ごとの玄
 関分離も選択肢に。

既存の住まいをそっくり生かす場合が多いが、将来の介護を見越したバリア
 フリー化はしておきたい。




           👇👇👇完全共有タイプの実際事例はこちら 👇👇👇

完全共有タイプ事例①

子育ても雪かきも助け合い。2世代同居は快適です!






わが家に合ったプランつかりましたか?
同じ屋根の下に、が居る、が居る、が居る、
おじいちゃんおばあちゃんが居る。
それぞれの個性ライフスタイル尊重しながら暮らしていくために
自分たちのカタチイメージしてみましょう。





ポイント②
考えるべきこと」、決めるべきこと」
~世帯の違いを尊重しあって~



一緒に暮らすことの安心感、世代間の交流、暮らしの経済性など
とくに親子2 世帯の同居にはメリットがいっぱいです。
しかし、利点に目を奪われて、世帯間の違いを軽視すると
2世帯同居は思わぬ失敗につながりかねません。
そんな失敗を避けるため、
リフォーム前に考えるべきこと、決めるべきことを
2つの側面から整理してみました。





 たとえ実の親子が同居するにしても、世代が違えば生活スタイルもおのずと変わるのがふつう。ましてや、離れて暮らしていた期間が長いとすれば、「他人同士が一緒に住む」くらいの慎重さがあってよいでしょう。
 親子同士といっても、それぞれが世帯を構える別々の家族でもあります。互いのプライバシーを尊重することは、2世帯同居の鉄則です。
 就寝・食事・入浴などの時間、来客の応接の方法など、先述の同居タイプによっては、迷惑やストレスの元に。事前にしっかりと決めておく必要があります。
 生活するうちに、世帯間に小さな不満や要望が出てくるものです。上手に伝えあって、こまめに解消することが同居成功の秘訣です。





 実現が難しそうでも、「こんな希望がある」と聞いてもらうことに意味があります。まずは双方が遠慮なしに意見を出し合いましょう。
 譲れない部分、妥協できる部分をすべて話し合いのテーブルに上げ、プランづくりの優先順位を決めましょう。夢をかたちにすることも大切ですが、同居によってストレスとなりそうな箇所をプランづくりであらかじめ取り除くことが、もっと重要です。
 そのうえでリフォーム会社に調整してもらうのが、同居の計画を順調に運ぶコツ。あまり長いこと施主だけで話し合っていては、行き詰まってしまいます。リフォーム会社のアドバイスで対立が解消したり、似たような事例を聞いて折衷案にたどり着いたりすることもよくあります。





親の本音子の気持ち


親の本音と子の気持ち
若夫婦どちらの親と同居するのか。同居するのは両親か、片親か。
若夫婦に子どもは何人いるか
リフォームするのは夫婦宅かそれとも親の家か――
ちょっと数えてみたただけでも二世帯同居リフォーム計画
左右する要素は、どれも軽視できないものばかり。
新しい住まいで快適に、そして仲良く暮らしていくために
リフォーム計画の際に考慮すべきいくつかのポイント
子の視点親の視点両方からとりあげてみました。

 
 
食事と生活リズム

水回り、共有か分離か

●子の気持ち――娘
 同居するのは父母と娘のわたしなので〈我が家の味〉は親世帯も子世帯も同じようなもの、だからキッチンも一緒でいいと思っていました。けれども、いざ二世帯住宅のプランをつくる段になると、ちょっと考え直しましたね。
 やっぱり、若い人と年配者では、食事の傾向がかなり違うんです。とくに子どもがいると、食卓に肉料理やカレー、ピザなどが並ぶことが多いし、育ち盛りだから量もたっぷり。たびたび親をつきあわせるわけにはいかないですよね。だから世帯ごとに別々のキッチンを設けることにしました。
 でも、魚料理や鍋物、そば、うどんなどは母と一緒につくって、二世帯が一緒に食卓を囲むことにしています。煮物も母のがおいしいし(笑)。

●親の気持ち――母
 わたしたちの場合、親世帯と子世帯の生活リズムにかなり差がありましてね。晩ご飯の時間帯がずれることが多いんです。だったら交代で使うのに都合がいいから、キッチンは一階にひとつでいいだろうと思ってました。
 でも親世帯の食事のしたくや後片付けが済んだかと思うとすぐに子世帯のが始まることになるでしょ。きっと落ち着かないだろうと思って、キッチン
は、すっきりと別々にしたんです。
 あとは、お風呂は共有ですが、トイレは別々。まだ夫婦ともに健康ですけれども、将来のことを考えてバリアフリーの広いトイレにしました。
 共有するか分離するか、それぞれの世帯の生活リズムを考えて検討しました。キッチンもトイレも共有のほうが工事費は抑えられたのでしょうが、毎日のことですから、親世帯と子世帯がどちらも我慢せず、気兼ねなく自由に使えるようなリフォームにして、よかったと思います。


👇👇👇実際事例はこちら 👇👇👇


2世帯リフォーム事例

2世帯の玄関をセパレート ちょうどいい距離感に




家事分担とプライバシー

いい関係をつくるには

●子の気持ち――嫁
 かなり分かって慣れてきたつもりですけれど、「掃除」の感覚、やっぱり義母とは違うんですよね。わたしは、まとめて一気に片付けるタイプなので、こまめに掃除する義母がリビングのホコリをつまんで捨てるのを見たりすると、ちょっと申し訳ない感じになったりして。
 うちはリビングやキッチンを共有した二世帯リフォームにしましたが、共有スペースの掃除や管理は、どちらがどうするか、はっきり決めないままにしておいたんです。気がついた人がやればいいと。わたしはパート勤務をしているので、結局、家に長くいる義母の役目になることが多くて。
 その分、お風呂掃除やレンジの手入れで挽回しようと思っているんですよ。これも、いままでのところ旦那にやってもらうことが多いのですが(苦笑)。

●親の気持ち――姑
 ええ、もう掃除機をかけ出したら、みんな一緒です。居間から廊下、玄関、階段と、全部やってしまいます。嫁も最初は気がとがめるような様子でしたが、きれい好きは、わたしの性分でね。それに掃除はけっこうな運動になって、いいんですよ。わざわざウォーキングなんかする必要がないくらい。
 もう小学校高学年ですから、孫にも手伝ってもらっています。いろいろ指示して掃除のしかたを教えるのが、自然としつけにもなってるんでしょうね。
 家に汚れたところ、散らかったところがあると気になってしょうがないのですが、息子夫婦の部屋と子ども部屋には手をつけません。そこはプライバシーの尊重です。


👇👇👇実際事例はこちら 👇👇👇


2世帯リフォーム事例

子育ても雪かきも助け合い 2世帯同居は快適です!


 
 
孫の教育どこまで

子世帯を補助する気持ちで

●子の気持ち――嫁
「おじいさん、おばあさんが孫を甘やかして」という声をよく耳にしますが、夫の父はできた方なので、子どもの教育、しつけについては心配ないどころか、かえって頼もしいと感じています。リフォームして二世帯同居にしたのは、それも理由の一つなんです。
 女の子と男の子、ふたりの子どもがまだ小さいので、二世帯リフォームに際しては子ども部屋を個室にしていません。自分の育った環境を考えたら、寝るところは別にしても、勉強部屋は中学生くらいまで一緒でもいいような気がしています。
 せっかくの二世帯同居なので、子どもが大きくなっても、自室に閉じこもらずに、祖父といろいろと話をしやすいような間取りを考えたつもりです。

●親の気持ち――舅
 今回リフォームして同居することになった息子にも、子どもの頃のように接するわけにもいかないでしょうね。もう長く離れて暮らしていたのですから、生活の感覚が変わっています。
 食習慣や子どものしつけなどは、それぞれの家庭の文化ですから、急に改めさせたり、こちらの言い分を押し付けるわけにはいきません。違いがあって当たり前。親世帯と子世帯が一緒に暮らしていく中で、折り合いをつけていくことになるのでしょうね。
 息子のお嫁さんには、孫のしつけなども期待されていますけれども、教育は子世帯が責任を持つのが本来のあり方でしょうから、過干渉にならないようにしようと思っています。


👇👇👇実際事例はこちら 👇👇👇


2世帯リフォーム事例

3世代家族、念願の我が家


 
 
介護への備えを忘れず

自宅で長く過ごすためのバリアフリー

●子の気持ち――息子
 母はまだまだ達者ですけれども、やはり高齢者。必要ないとは言うのですが、介護の可能性は当然、視野に入れてのリフォームです。大きなけがをすると年寄りは身体の衰えが進みやすいと聞いていたので、家庭内事故を防ぐ意味でも同居を機会にバリアフリーにしました。
 十数年前に父を病気で亡くしました。それまで病院とは無縁の人でしたから、できる限り在宅療養をして、慣れ親しんだ自宅で過ごせたのは、よかったと思います。あの時、バリアフリーにしておけたら、本人も世話をする家族も、もっと安心感をもち、負担を少なくして暮らせたかもしれない。そんな思いもあってのリフォームでした。

●親の気持ち――母
 子どもたちが独立してからはずっと2 階の部屋は布団部屋と衣装部屋になっていたので、リフォームを機会に思い切って整理。息子夫婦に住んでもらった方が有効活用できますしね。
 ただ、長年暮らして愛着のある住まいですから、あまり大きな改変をしないようにしてもらいました。わたしの日常生活は、これまで通り、だいたい一階だけで済むようにしています。
 いまはまだ布団に寝ていますけれども、身体が衰えるとベッドの方が寝起きが楽なそうですから、将来はベッドも入れられるように寝室をリフォームしてもらいました。


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2世帯リフォーム事例

長期優良住宅!実家をリノベ


  
  
リフォーム資金と相続

遠慮しない、後でモメない

●子の気持ち――息子
 そろそろ持家かな、というタイミングで、わたしの両親との二世帯同居にしました。親のほうからの希望が大きかったものですから。
 両親宅を二世帯用にリフォームすることになったのですが、費用のほとんどは親がもつことに。なんだか負い目を感じてしまって、新しくなる住まいについても要望を述べるのが遠慮がちになりますね。わたしよりも妻のほうが、もっとそう感じているのでは。
 家の名義とか相続(兄弟3人)とか、親がしっかりしているうちに、先々のことも決めておかないとならないでしょうね。

●親の気持ち――父
 ええ、息子と嫁さんに面倒を見てもらうことになるだろうから、せめてリフォーム資金くらいは出そうと思ってね。前々からそのつもりで貯めていたものです。
 ふつうに考えたら、この後、わたしらよりも息子夫婦のほうがこの家に長く住むことになります。だから、お前たちの使いやすいように決めなさいとは言っているんですがね。まだちょっと遠慮をしているみたいですね。
 この家、便利な立地で、いい環境なので、離れがたくてね。また息子たちがいずれ自分の子と二世帯同居でもしてくれたら、なんて思っています。


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2世帯リフォーム事例

増築せずに2世帯実現!玄関共有の上下階分離で絵安心と適度な距離の暮らし


 
 
同居世帯の関係性

だれも窮屈な思いをしないように

●子の気持ち――娘
 夫はわたしの親との同居には抵抗はなかったみたい。実の母娘だから、ぼくが嫁と姑の板ばさみになる心配がないって。むしろ自分の親との同居よりもいいと言っています。
 わたしたちの家に父母の部屋を増やすかたちでリフォームしたのですが、リビングでくつろいでもらえるよう思い切って広くしました。自然に団らんが生まれるような工夫です。
 親子ということで生活感覚が同じなので、キッチンは共有でだいじょうぶ。いつも楽しくおしゃべりしながらご飯支度をしています。

●親の気持ち――母
 二世帯とは言っても娘との同居なので、よくありがちな気苦労は無しで済んでいます。そういうこともあって、なんとなく家の中ではわたしたちの発言権が大きくなっちゃってね。物事をいろいろと仕切っちゃうことも多くて。
 娘のだんなさんが、またおとなしい人なの。ないがしろにしてるわけではないけれども、夫の立場というものを大事にしてあげなくちゃと反省することもあるんです。会社の同僚や取引先の方なども気兼ねなくお招きできるような雰囲気にはしておかないとね。
 リフォームをして客間に使えるスペースを設けておいたのは、そんなことを考えていたからでもあるんです。


小予算で、すぐにもできる ポイントリフォームアラカルト

ちょっとした改善で、暮らし心地は、ぐんとアップ。
予算少なめでも可能な、比較的小さなリフォームのアイディアを紹介します。ぜひ、ご参考に。

複数照明で雰囲気を変えよう


複数照明で 雰囲気を変えよう

 部屋の模様替えに、もう一つひねりを加えたい―― そんな時には、照明を工夫してみましょう。比較的費用をかけずに空間の雰囲気を変えることができるので、コストパフォーマンスの良いポイントリフォームになります。
 リビング・ダイニングに照明を複数設置するのがおすすめです。たとえば、室内全体を照らす主照明のシーリングライトの他にスポットライトを取り付けてみてはどうでしょうか。
 ライティングレールに4つのスポットライトを付ければ、1つは壁に向けて間接照明に使い、2つは読書のために手元を照らす役目に、もうひとつはキャビネットなどの上に据えた置物やオブジェを引き立てるのに用います。
 夕食後など、家族がリビングで思い思いの過ごし方をするとき、主照明を消して、スポットライトを点けてみると、いつもよりもリラックス感のある時間に変わりそうです。

 
 

「リビングで勉強」が常識


「リビングで勉強」が常識

 お子様はご自宅のどこで勉強していますか? 子供部屋? そもそも勉強していない?
 いま小学生が子供部屋ではなく、リビングやダイニングといった親の目の届くところで勉強する「リビング学習」が広まっているそうです。人によっては、もう常識、とまで言います。
 勉強に集中できるようにと個室を与えても、小学生は一人では集中力が続かないもの。かえって適度にリラックスでき、親の声掛けがしやすいリビングやダイニングの方が勉強に向いている、という説明にはうなずけます。小学生だけでなく、ケータイやスマホが気になって教科書に意識が向かない中高生にも、勉強の環境づくりとして検討の価値ありかもしれません。
 子供用のカウンターデスクやリビング用の勉強机、シーリングライトなど、メーカーではリビング学習に適した商品を販売しています。リビング・ダイニングのリフォームに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 
 

カーテンの衣替えしませんか?


カーテンの衣替えしませんか?

 秋から冬にかけては、窓辺の演出に凝ってみたいもの。そこで、カーテンの衣替えをしてみませんか。部屋の印象が大きく変わります。
 部屋の雰囲気をちょっと上品にしたいのなら、無地カーテン。壁紙との調和を考えて色を選びます。ただ、そのままでは華やかさに欠けるかもしれないので、カーテンを束ねるタッセルで遊んでみましょう。ビーズやボンボンを使った凝ったデザイン、あるいは幅広で色柄や織柄の目立つものがアクセントになります。
 窓に近い側からレースカーテン、厚手のカーテンの順に下げるのがふつうですが、順序を逆にしてみる手もあるようです。レースカーテンを透かして厚手のカーテンの色柄が見えると、また違った雰囲気になります。
 インテリアコーディネートには、基調色が部屋全体の70%、協調色が25%、強調色が5%を占めるように、という一応のセオリーがあります。けれども、この秋冬は、ちょっと冒険をして、個性的な空間演出に挑戦してみては。

 
 

広さにプラスしたい落ち着き


広さにプラスしたい落ち着き

 戸建て住宅もマンションも、開放感のある広々としたリビングが主流ですが、そこに不満はありませんか。
「 広くて、かえって落ち着かない」と、暮らしてみてから感じる人もいるようです。理由は、家族の出入りが多いリビングでは動線が乱雑になりがちだからでしょう。
 動線を整理するには、ソファやテーブルといった家具の配置を変えるのが簡単な方法ですが、リビングの面積に余裕があれば、収納家具やパーテーションなどを用いて仕切る方法もあります。そうして「自分の空間」を作ると、リビングに落ち着きが生まれます。
 収納家具やパーテーションをキャスター付きの可動式にすれば、リビングをより柔軟に使え、生活スタイルの変化にも対応しやすくなります。圧迫感を抑えるため、仕切りの高さはせいぜい1.5 メートルまでとします。
 広々としたリビングへのリフォームをお考えの方、ぜひご参考に。

 
 

押し入れをミニ書斎に


押し入れをミニ書斎に

 押し入れを有効利用しましょう。
 不用品が入れっぱなしで、何がしまってあるやら探し物をする気にもならない―― お宅にも、そんな押し入れはありませんか。ある? それは、もったいない。
 なまじ収納スペースがあるから不用品もたまる、という意見にも一理あります。ものをためない暮らしと空間の有効利用を一挙に実現してくれそうなのが、押し入れリフォームです。
 たとえば、間口の大きな押し入れなら、ミニ書斎に変えられます。中段の板を机にしてパソコンを置き、照明や収納棚を備えると基本は完成。部屋と調和するよう、内部の壁紙や塗装に気をつかうのも大切です。ふすまは外すので、カーテンやロールスクリーンを取り付けて、必要に応じて隠せるようにしておくとよいでしょう。
 書きものや調べものに集中したいのに、場所がない。そんなお父さん、お母さんの便利なスペースになりそうですね。

 
 

引き戸の利点を考えてみよう


引き戸の利点を 考えてみよう

 洋室のドアを開き戸から引き戸に変えてみませんか。
 利点は、開き戸のように前後に開閉させるスペースが要らない分、空間を有効に使えること。また、荷物を持ったままの開閉も、最新式の引き戸ならスムーズで楽です。車いすの利用者にとっても、引き戸は開き戸より使いやすいようです。
 とくに小さな子供がいると、引き戸に指をはさまないかと心配ですが、そんな危険を減らすために、勢いよく戸の本体を動かしても、自動ブレーキがかかってゆっくりと閉まる機能を備えた商品も出ています。
 気をつけたいのは、開き戸にくらべると、音や空気が漏れやすいこと。暖房効率との兼ね合いもあるので、設置個所をよく検討することも大切です。

 

 
 

狭い庭に奥行きを演出する


狭い庭に奥行きを演出する

 雪のシーズンを迎える前に、外構のリフォームをしてみませんか。狭く感じる庭を大きく見せる方法があります。
 居間に面した部分に砂利と飛び石を敷いているのがよく見られる庭ですが、ともすると単調で、狭さが気になることがあります。
 解決策の一つは、曲がりくねった小道。レンガなどで庭につくる小道を曲がりくねったものにすると、実際以上に広く見える効果があります。奥行きが強調されるのです。あわせて小道のわきに花を植えたり、鉢を置くのも効果を高めます。
パーゴラやアーチを設けるのも策のひとつ。庭の中に高低差をつくって遠近感を生むと、実際以上の広さが感じられます。狭い庭にパーゴラやアーチを設置すると余計に狭くなると考えがちですが、上手な配置を考えると、逆に広さの演出が可能です。クリスマスのオーナメントにも利用できます。
 次の春をすてきな庭で迎えましょう。

 
 

教会じゃなくてもステンドグラス


教会じゃなくてもステンドグラス

 お母さん、思い出してみてください。
 たしか昭和50年代の初め頃、動物柄や花柄、あるいは〈キキとララ〉などのキャラクターのシールを窓ガラスに貼るのが流行りませんでしたか。なかには幾何学模様のシールもあって、なんだか教会のステンドグラスっぽい雰囲気だったのを覚えています。
 それが再ブーム―― というのではなくて、本物のステンドグラスを取り付ける住まいが珍しくなくなっているようです。
 住宅用のステンドグラスは色柄デザインも豊富になり、オーダーメイドを受け付ける会社もあるそうです。玄関横のサッシ窓に付けると床に当たる光模様がきれいですし、隣家に面した窓の目隠しとしてもおしゃれな印象。窓だけでなく、住まいの雰囲気に合わせて間仕切り壁や室内ドアにはめ込んでみてもよいでしょう。
 空間が華やぐリフォームのひと工夫として検討してみてはいかが。

 

 
 

そのソファは、どうしますか?


そのソファは、 どうしますか?

 リビングのリフォームを機にソファを買い替えようと考えている人はいませんか。
 あるいは今あるソファはリフォームプランの考慮に入っていますか。
 リビングの中で、もっとも存在感のある家具といえば、やはりソファでしょう。ですから、たんに座り心地だけでなく、リビング内の動線や他の家具のバランス、部屋全体の雰囲気までも計算に入れて選ぶことが大切です。
 専門家によると、12畳の空間に置くのなら、部屋が窮屈に見えないファの大きさは幅2メートルまで、奥行き90センチまで。テーブルとの間隔は60センチを目安にするとよいそうです。
 軟らかく、深く沈み込むソファは心地よいものですが、長時間座ると腰への負担や脚の疲れが生じやすく、立ち上がる際には膝への負担が大きいというので慎重に選びましょう。座面と背もたれの下方がやや硬めのソファの方が、かえって快適に使えるようです。

 
 

戸建て住宅だって宅配ボックス


戸建て住宅だって宅配ボックス

 マンションでは常識の宅配ボック 狭い庭に奥行きを演出するス。戸建てのお宅でもいかがでしょうか。
 通販をよく利用するけれども家を留守にすることが多く、再配達の連絡をして後日届くのを待つのが面倒――そんな方に便利なのが、宅配ボックス。近年では賃貸の集合住宅や戸建て住宅にも設置が広がっているようです。 形式は多様で、郵便受けと一緒に門柱に埋め込む型、門扉の外側に届け口、内側に受取口を設ける両面開き型ほか、玄関先への据え置き型、
壁掛け型などもあります。タイプによって異なりますが、基本的には、業者が伝票を差し込むと、届け口の操作盤にセットしておいた印鑑が捺されて受領印となる仕組みです。荷物の受け取りだけでなく、宅配物やクリーニングの集荷に利用できるものもあります。
 とくに共働き家庭などでは、使いでのある設備といえましょう。増改築や外構のリフォームを計画している人は、プランに入れてみたくありませんか。

 
 

ペットも人もストレス無しに


ペットも人もストレス無しに

 ちゃんとしつけたはずなのに、よく無駄吠えをする――もしかしたら、犬にとってストレスのたまる住まいになっているのかもしれません。ペットの暮らしやすさ、という観点から、一度、自宅を見直してみましょう。
 床材選びは基本中の基本。犬の行動経路をすべりやすい床材のままにしていませんか。あるいはカーペットの毛足が長くて爪をひっかけていませんか。
 運動量の多い犬を室内で飼うのなら、室内に適当に動き回れるスペースや経路を確保してあげましょう。
 リビングの一角などに、安心できる居場所はありますか。その場所が手入れしづらく、乱雑になっていませんか。
 もちろん、飼い主にとっても、ペット世話のしづらさがストレスにつながらないことが大切。傷や汚れに強い床材や消臭効果の高い壁紙、ペットも洗えるシャワー付き洗面台など、「ペット仕様」の製品を取れ入れるリフォームをしてみませんか。

 
 

棚の奥行き浅くてもOK


棚の奥行き浅くてもOK

 あふれる本やCD、DVDの収納は、多くの人にとって、リフォームの際に解決したい問題の一つ。造り付け家具をあつらえるにしても、組合せ式の収納ユニットで対処するにしても、棚の奥行きがポイントになります。
 A4サイズの奥行き(21 センチ)に設定しておけば何でも納めやすい、と考えがちですが、扉をつけないのなら、もっと浅くてもOKです。15センチあれば、一般的な単行本のサイズである四六判がおさまります。
 蔵書が文庫や新書中心の場合、棚が深すぎると、どうしても本の手前にまた本を置いてしまい、奥の本が隠れてしまいます。もっと浅くして、奥行き10センチ前後にしてみるのもいいでしょう。これだと、本がちょっと棚からはみ出ますが、指がかけられるので、かえって取り出しやすくなります。
 薄くて自立しない雑誌は横にして積み重ねる収納を検討してみてください。あまり重なりすぎないよう、適切に中段を設けると、出し入れしやすくなり、雑誌の傷みも少なくなります。


ここまでできる! [一戸建て編]

頭の中で思い浮かべるリフォーム、「でも、実際にそんなことできるの?」と不安に感じることがあるかもしれません。一戸建ての場合は、集合住宅に比べると自由度が高いと思われがちですが、構造や建築基準法による制約、場合によっては地域の条例がネックになる場合も。それらを踏まえたうえで、「ここまでできる!」リフォームの現状をご紹介します。

増築:増築は建ぺい率でチェック


増築は建ぺい率でチェック

増築は建ぺい率でチェック

 増築を考えている場合は、まず建ぺい率を確認しましょう。建ぺい率と容積率の範囲を超えなければ増築が可能です。新築した時点で限度を最大限に利用していたとしても、規制緩和などによって建ぺい率が上がっている可能性もあるので、諦めずにチェックを。
 平屋の場合、柱や壁の補強によって2階建てへの増築が可能になります。また、容積率の制限範囲内であれば、地下室を増築することもできます。ただ、2階建てから3階建てへの増築は基礎部分の強度が十分でない場合があるため、難しいかもしれません。
 屋根裏にある小屋裏と呼ばれるスペースは、天井までの高さが1・4m未満で、面積がその階の2分の1以下であれば床面積に算入されません。ですから、容積率に関係なく物置としての活用が可能になります。


自然光を取り入れる

自然光を取り入れる

間取りの変更:間取りの変更は構造次第

 建物の構造によって、間取りの変更が可能かどうかは違ってきます。鉄骨造、ブロック造の住宅はかなり制限されますが、それを逆手にとった施工例もあります。たとえばロフトや間仕切りを活かして部屋数を増やしたり、階段を架け替えたりといった事例があるの で、相談してみましょう。
 自然光を採り入れるために窓を増やしたい、あるいは移動したい場合は、建物の強度に問題がなければ可能です。
 開放感あふれる吹抜けは、上階の床の一部、あるいは最上階の天井を取り外して作るため、構造強度に問題がなければ可能になります。また、採光や通風のためのトップライト(天窓)は、防水処理や補強などを行ったうえで設置可能です。
 増築に伴ってコンセントを増やしたり移動したりする場合があります。増やす場合は電力使用量が増える可能性もあるので、現状の契約容量を考慮したうえで判断しましょう。


水回りはプロに相談

水回りはプロに相談

ここまでできる!水回り:水回りはプロに相談を

 効率的な動線や広さの確保のために、キッチンや浴室を移動させたい…。水回りの移動は難しそうですが、一戸建ての場合は比較的制約が少ないため、自由度が高くなります。まずは希望を相談し、プロの目線による提案を検討してみましょう。
 キッチンや洗面台は、既存の商品だけでなくオーダー、あるいはセミオーダーも可能です。ガラスや陶器のボウルを使用した洗面台や、素材・カラーにこだわったキッチンなど、快適さにラグジュアリーをプラスさせた空間が実現するかもしれません。
 また、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更を希望する場合は、家庭用の電源が 200V対応になっていれば可能です。もし100Vの場合は別途費用がかかります(10万円前後)。

ここまでできる!外周り:外周りは素材の変更を検討


外回りは素材も検討

外回りは素材も検討

 外装材はさまざまな種類が開発・輸入されており、耐久性が30年といわれる樹脂サイディング、半永久的とされるタイルなど寿命も延びています。リフォームの機会に検討してみるとよいかもしれません。
 積雪地独特の悩みである屋根の形状に関しても、雪が落ちずデザインや外観を損なわない洋風瓦屋根素材などの普及によって、無落雪屋根にこだわる必要がなくなってきています。また、太陽光パネルも、屋根材と一体化したデザイン重視タイプなどがあるので、導入を検討しているのならチェックしてみましょう。