完全分離で付かず離れず、悠々自適な2世帯暮らし　＜札幌市西区・２世帯リフォーム・戸建て＞

２世帯リフォームで大切なことは“打ち合わせ”
住み始める時期をしっかり見定めて

　27年前に外張り断熱など当時の最先端の技術で建てられたT邸。長男の小学校入学を目前に、２世帯リフォームを決断。
　求める2世帯住宅は、それぞれが悠々自適に暮らせる完全分離型。リフォームの依頼先はプランドゥリフォームの雑誌を参考に3社に絞り込み、決めたのはリライフでした。
　もともと4月完成予定で計画をしていたのですが、担当者は「2世帯は打ち合わせがとても重要であり、時間も要する。4月完成は諦めてお盆引っ越しで進めませんか」と率直に話しました。また、外張り断熱をできるだけ壊さず活用するという、他社と画した建物を“活かす”提案。
思い入れのあるものを大切に活かしたいお父さまの考えに合致し、T家の2世帯住宅づくりは本格的にスタートしました。

＜POINT:天井の高さを20㎝ほどアップ！＞
梁が2本渡された部分には以前、お父さんお気に入りの吹き抜けが。せめてもと、20cmほどダイニング・キッチンより天井を高くしています

「庭を眺めながらキッチンに立てるのは最高に気持ちがよいです」と奥さま。お隣に住む三男の家からもお孫さんが遊びに来ました

▶▶親世帯リフォーム

　お父さまの強い希望で設置した薪ストーブ。デンマーク製のモダンな薪ストーブはリビングで存在感を放ち鎮座しています。もちろん薪割りはお父さまの新しい仕事。「早く薪を入れたくてウズウズしています」とお母さまは笑います。
　前面に本棚がそびえるデスクカウンター。デスク下のキャビネット・引き出しはお父さまのDIYで取り付けられました。
　以前は暗かったキッチンは、光も視線もパッと抜ける明るいキッチンに。気持ちがいいくらい真っ白なキッチン。寝室は外壁を壊す範囲を最小限にとどめ、大きな掃き出し窓から窓から全面に庭の眺めが広がります。

ドアの向こうが増築で設けた寝室。ベッドヘッド側の高窓からも光がたっぷり入ります

27年前のドアをそのまま活用。この高さとデザインは、いまでも十分素敵です。

▷▷子世帯リフォーム
親世帯とはまったく印象が異なる子世帯の内装。思わず「カッコイイ」と声が出るダークカラーを効かせています。
寝室はLDKと離して静かな空間に。照明はダウンライトが2つのみでホテルのような雰囲気を醸す壁クロスなど、内装のセレクトはいずれもご主人によるもの。

＜POIN:腰掛けるのにいい高さ＞
お隣の家からいとこも遊びに来て、3人でワイワイ。小上がりは2段の階段状になっていて上がりやすく、下部を収納として活用しています

＜POINT:小上がりに間仕切り用ロールスクリーン＞
白い空間に柱や梁、照明のダクトレールのラインが通る子世帯のリビング・ダイニング。柱の位置からまっすぐに延びるダクトレールも小気味よく。求めた“シンプル”のひとつのカタチです

子世帯で唯一コバルトブルーの壁紙を採用した子供部屋。天井には照明を一旦付けた後に消灯するとキラキラ星が光るクロスを貼りました

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親世帯とは違うタイプながら、こちらも白で統一したキッチン。一体成型の白のシンクで、ステンレスなどの余計な色が入らないのも美しさの要因です

＜POINT:照明はダウンライト2つのみ＞
内装材選びはご主人が担当。明るさを絞ってぐっと“男らしい“寝室です