マンションの断熱補強で結露なし・暖か・省エネ生活<札幌・中古マンション+リノベーション>
棟晶(とうしょう)


一番時間を過ごす場所だからリビングにはこだわりを。TVボードは宙に浮いたフロートタイプで造作。背面の壁には外装用のタイルを使い、スポットライトの光を当ててラグジュアリーな趣に。

建具も開け放して暮らしていた以前の生活に合わせて、リビングと寝室を隣り合わせて配置。寝室の壁は天井部分があいているので圧迫感もなく風通しも良好です。ベッドヘッド側の壁には大好きなモザイク調のタイルを使いました。

キッチンは以前のダイニングスペースに対面式で造り、カウンターテーブルを造作しました。背面には棚を造作、キッチン側のタイルに合わせて内側はブルーに、棚板はホワイトにしました。

キッチンの立ち上がり部分には好きな色を何色かミックスしたタイルを貼りました。ユーティリティーに貼ったタイルもブルーで統一しています。
自分らしい暮らしを楽しむにはリノベーションとお考えだった棟晶のコーディネーターのAさん。見つけたのは広さも価格も手頃な築26年の物件。ただ、結露がひどく1時間も滞在すると息苦しくなるほどのカビ臭さでした。素人ならひるんでしまうところですが、「家の燃費を科学する」がキャッチフレーズの棟晶にお勤めのAさん、すぐに改善の方法は見つかりました。内窓はすべて一般住宅に使われるLow-Eペアガラスの高性能な樹脂サッシに交換、合わせて外気に接している壁の内側に断熱材となるウレタンを50mm吹き付け、従来からあるウレタン層と合わせて100mmの断熱層を造りました。ひどかった結露は、今はまったくなくなり寒い冬でも外出から帰ると室温が18~21℃と暖かく、しかも省エネ。心地よいリビングでのひとときも、断熱補強をしたからこそとあらためて実感しているそうです。
一般社団法人リノベーション住宅推進協議会「2015年リノベーション・オブ・ザ・イヤー」省エネリノベーション賞を受賞した、断熱補強で快適に生まれ変わったマンション実例です。
Data
- 築年数:26年
- 種別・構造:鉄筋コンクリート造5階建
- 床面積:80.45㎡
- 工期:40日
- リフォーム費用:500万円~1,000万円
- プランドゥリフォーム vol.27 掲載
- 会社名:棟晶(とうしょう)