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「歩くこと」何となく適当になっていたり見過ごされているものですが
少しの努力と工夫で身体を自然にリフォームしていくことができます

 これからのシーズン、冬にたまっ た脂肪を燃やし、夏に向けて身体 をつくりたいと考える方が多くな ります。ただ、運動や生活習慣を 見直すことはとても素晴らしいこ とですが、ちょっとひと呼吸。ほ とんどの方が、一念発起で始めた 運動が長続きしなかったり、ケガ をしてやめてしまいます。
 いったいなぜ?
 続かない理由はさまざまですが、 多くの場合、自分に合った運動、 自分の身体が必要としている運動 を知らないために、無理を重ねて しまうことが原因となります。間 違った運動や、自分に適さない運 動は効果が出ないばかりでなく、 モチベーションを下げ、バランス を崩して、ケガのモトとなってし まいます。
常に、自分の身体・体力・ 精神力を客観視することで、目標 に向けた最短の道をたどることが できるのです!
 そこで今回は、世代別(体力別) に見た身体のリフォーム法(エクサ サイズ法)についてお話しします。

歩いているときに「どこに」力が入っているか
これを意識することなのです

①30代以下
(運動歴も長く、体力に自信のある方は、年齢に関係なく、ここを参照ください)

 体力も気力も旺盛な年代。ある 程度無理もきくので、好きなスポー ツや競技から始めて大丈夫な時です。ただし、関節や靭帯などは10 代の頃とは違い、気づかないうち に衰え、硬くなってきています。 疲労の回復や身体のケアにも重点を置くようにして、質の高い運動 をめざしましょう。

②40代
 (運動歴は長いが、運動をしなくなってから期間があき、若干の体力の衰えを感じる方は、ここを参照ください)

 体力以上に、関節や靭帯・神経 などは衰えてきています。いきなりスポーツなどに取り組むと、大きなケガのモトになります。軽いジョギングやストレッチ、少ない重さのマシントレーニングなど、 安全でソフトなものから取り入れましょう。
ソフトなものでも続けることで、身体の細胞が昔の状態に近づいてきます(筋肉には記憶力があります)。
3ヵ月くらい経てば、身体も見違えるはずですので、 そこから少しずつハードにしたり、 スポーツ競技に取り組んでいきましょう。
本格的な運動の前の準備期間が大切です。

③50代
 (運動歴が少なく、体力の衰えや疲労が貯まりやすいと感じる方は、ここを参照ください)

 運動の基本は歩くことです。毎日 20 分、大きな歩幅で軽く息がはずむ 速度で歩いてみましょう。日常の生活動作で快適に身体を動かせるようになるはずです。さらに、自分の身体だけで行える筋力トレーニン グ(腕立て伏せ・上体起こし・スクワットなど)、ストレッチなどを行うと、より効果的です。
体力の向上が感じられてきたら、少しずつ強度を上げていきましょう。

③60代
 (運動歴も無く、日常でも体力の低下を感じる方は、ここを参照ください)

 いきなり激しく動きすぎると、 関節の負担も心配です。芝生の上など、ショックを吸収できるようなところでのウォーキングを週3回、ストレッチや自分の身体を利用した筋力トレーニングも週3回、のびのびと身体を動かしたり、身体に力を入れることを、脳に思い出させてあげるつもりで行っていくと良いでしょう。無理なく続けることで、健康で快活な身体にしていくことができます。
あまりハードさを求めると心臓などへの負担 もあるので、心地よく行える範囲 が大切です。

③70代以上
 (階段などを上がると息 切れや疲労が著しい、日常での体力低下が著しい方は、ここを参照ください)

 まずは、身体の中の血液をしっかりと巡らせ、酸素を身体の隅々まで行き渡らせることを意識しまましょう。ラジオ体操や水中でのウォーキングなど、仮に下半身の関節に問題があってもできること は結構あります。また、生活の中でも手足をよく伸ばしてあげるようにし、日常の動作の中で活発に 動くようにすることです。
適度な運動は身体だけではなく、気持ちも若返らせてくれます。

 以上、簡単に書きましたが、自分の身体に合った運動はまだまだあります。
無理のない程度に、それらを探すつもりで取り組んでみるのも楽しいと思います。
運動の目的は人それぞれでしょうが、大切なのは「続けること」。
身体のコ ンディション的にもモチベーショ ン的にも「自分に合った運動」を行う、これが身体をリフォームする一番のポイントです。
 しっかりと身体を動かし、素敵な春をお迎えくださいね!


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